「Grand’Italia 現代イタリアのカリスマたち」に行ってきました。
桜見物のひとたちでごった返す千鳥ヶ淵。
そのすぐそばにあるイタリア文化会館に行ってきました。
いやいや辿り着くまで、そして帰り道もすんごい人!
お目当ては、開催中のイタリア・ブックフェアと
「Grand’Italia 現代イタリアのカリスマたち」の上映。
紹介文によると「詩人で作家のフランコ・マルコアルディが企画し監修し(略)
長年にわたってイタリア各界を牽引し、現在も第一線で活躍し続けている6人に
インタビュー」する各30分の短編映画とのこと。
今日はそのうちの2本、建築家レンツォ・ピアーノと
イタリア映画祭および「グレート・ビューティー」でお馴染みの俳優トニ・セルヴィッロ。
とりわけ、今年のイタリア映画祭にはめずらしくトニ・セルヴィッロ出演作がないので
これは見逃すわけにはいかん。
予定ではインタビュアーであるマルコアルディ氏が登場し
トークしてくださるはずが、残念ながら来日かなわず
代わりに和田忠彦先生が、映画の前に解説してくださることに。
でもかえって見どころをわかりやすく説明してくださってよかった
(ところどころ、字幕に頼らずしっかりリスニングするようアドヴァイスもありつつ笑)。
レンツォ・ピアーノの方は、2014年にパドヴァで開催された
「Pezzo per Pezzo / Piece by Piece」の展覧会会場や
あの地元ジェノヴァの高〜いところにあるオフィスでのインタビュー。
なぜ透けて見えるような作品が多いのかなど、ふむふむと。
しかし、この展覧会はいま上海を巡回中してるそうなのだけど、
日本には来ないのかな。
そして、トニ・セルヴィッロ。
「Le voci di dentro(内なる声)」というお芝居が
地元近くのナポリで上演されて、その舞台の上で、
ご自宅らしきところでエスプレッソを淹れながら、
街を歩きながらのインタビュー。
もともと演劇人で、しかし近年は
「グレート・ビューティー」などパオロ・ソレンティーノ監督作品はじめ
映画出演も多いセルヴィッロですが
演劇とは勝手のちがう映画出演にあたり、役作りなどのこだわりも。
しかし、ワタシ的に一番ツボったのはどーでもいいところなんだけど
自宅の台所で、エスプレッソを作る時に
モカにコーヒー粉を入れ、モカをしめて火にかける・・・
そして粉がわずかに散ったと思われるキッチンカウンターを
台拭きで拭く。そして話しながらもう一度、拭く。
仕事きっちり。
インタビューは、舞台で共演中の弟Peppe Servilloもでてきました。
弟ペッペは、役者であり、Avion Travelというバンドのミュージシャンでもあり
何年か前のイタリア映画祭では来日もしています(CDにサインもろたよ)。
Avion Travelの2枚目のアルバムに兄弟についての歌があるとか
また、アルバム「Cirano」の中の「Intermezzo」という短い曲は
トニのことを歌ったか捧げたか・・の歌だとか(ウロ)。
しかし、はじめペッペ・セルヴィッロが登場した時
髪の毛があったので(ふだんはスキンヘッドなのか◯ゲなのか不明)
一瞬、誰だかわからなかったぞ。
このトニ・セルヴィッロの回は、いっそのことイタリア映画祭で
上映したらとてもいいのではないかと思ったりしました。
いやいやほんとに。
そして、レンツォ・ピアーノも、このトニ・セルヴィッロも
今もって拠点は、出身地もしくは若き日に育った場所。
ワールドワイドに活動しながら、
「地元」に帰って日常を送りつつ、また新たに創りだす。
ピアーノが語っていたように
「内から外から見て美しさを知る」(だったような)
飛び出していったままだと却ってなにも見えなくて、
地元に根をはっているからこそ、広い視点がもてるのかも。
和田先生の解説で誘導があったから、よりわかりやすかったのだけど
セルヴィッロやピアーノの語る言葉のなかに
象徴的に使われる言葉があって、とても感銘をうけたものの
じゃあそれがどんな言葉だったか書きだそうとすると
モヤモヤのなかに。
DVDとかになったらまた見たい。
ほか4回は明日、来週と上映だそうです(無料・要予約)★
イタリア語のみですが、制作配給会社らしきサイトに予告編その他情報など。↓
http://clippermedia.it/project/granditalia
最後に、トニ&ペッペ・セルヴィッロが出演してるお芝居の動画おいときますね。
そのすぐそばにあるイタリア文化会館に行ってきました。
いやいや辿り着くまで、そして帰り道もすんごい人!
お目当ては、開催中のイタリア・ブックフェアと
「Grand’Italia 現代イタリアのカリスマたち」の上映。
紹介文によると「詩人で作家のフランコ・マルコアルディが企画し監修し(略)
長年にわたってイタリア各界を牽引し、現在も第一線で活躍し続けている6人に
インタビュー」する各30分の短編映画とのこと。
今日はそのうちの2本、建築家レンツォ・ピアーノと
イタリア映画祭および「グレート・ビューティー」でお馴染みの俳優トニ・セルヴィッロ。
とりわけ、今年のイタリア映画祭にはめずらしくトニ・セルヴィッロ出演作がないので
これは見逃すわけにはいかん。
予定ではインタビュアーであるマルコアルディ氏が登場し
トークしてくださるはずが、残念ながら来日かなわず
代わりに和田忠彦先生が、映画の前に解説してくださることに。
でもかえって見どころをわかりやすく説明してくださってよかった
(ところどころ、字幕に頼らずしっかりリスニングするようアドヴァイスもありつつ笑)。
レンツォ・ピアーノの方は、2014年にパドヴァで開催された
「Pezzo per Pezzo / Piece by Piece」の展覧会会場や
あの地元ジェノヴァの高〜いところにあるオフィスでのインタビュー。
なぜ透けて見えるような作品が多いのかなど、ふむふむと。
しかし、この展覧会はいま上海を巡回中してるそうなのだけど、
日本には来ないのかな。
そして、トニ・セルヴィッロ。
「Le voci di dentro(内なる声)」というお芝居が
地元近くのナポリで上演されて、その舞台の上で、
ご自宅らしきところでエスプレッソを淹れながら、
街を歩きながらのインタビュー。
もともと演劇人で、しかし近年は
「グレート・ビューティー」などパオロ・ソレンティーノ監督作品はじめ
映画出演も多いセルヴィッロですが
演劇とは勝手のちがう映画出演にあたり、役作りなどのこだわりも。
しかし、ワタシ的に一番ツボったのはどーでもいいところなんだけど
自宅の台所で、エスプレッソを作る時に
モカにコーヒー粉を入れ、モカをしめて火にかける・・・
そして粉がわずかに散ったと思われるキッチンカウンターを
台拭きで拭く。そして話しながらもう一度、拭く。
仕事きっちり。
インタビューは、舞台で共演中の弟Peppe Servilloもでてきました。
弟ペッペは、役者であり、Avion Travelというバンドのミュージシャンでもあり
何年か前のイタリア映画祭では来日もしています(CDにサインもろたよ)。
Avion Travelの2枚目のアルバムに兄弟についての歌があるとか
また、アルバム「Cirano」の中の「Intermezzo」という短い曲は
トニのことを歌ったか捧げたか・・の歌だとか(ウロ)。
しかし、はじめペッペ・セルヴィッロが登場した時
髪の毛があったので(ふだんはスキンヘッドなのか◯ゲなのか不明)
一瞬、誰だかわからなかったぞ。
このトニ・セルヴィッロの回は、いっそのことイタリア映画祭で
上映したらとてもいいのではないかと思ったりしました。
いやいやほんとに。
そして、レンツォ・ピアーノも、このトニ・セルヴィッロも
今もって拠点は、出身地もしくは若き日に育った場所。
ワールドワイドに活動しながら、
「地元」に帰って日常を送りつつ、また新たに創りだす。
ピアーノが語っていたように
「内から外から見て美しさを知る」(だったような)
飛び出していったままだと却ってなにも見えなくて、
地元に根をはっているからこそ、広い視点がもてるのかも。
和田先生の解説で誘導があったから、よりわかりやすかったのだけど
セルヴィッロやピアーノの語る言葉のなかに
象徴的に使われる言葉があって、とても感銘をうけたものの
じゃあそれがどんな言葉だったか書きだそうとすると
モヤモヤのなかに。
DVDとかになったらまた見たい。
ほか4回は明日、来週と上映だそうです(無料・要予約)★
イタリア語のみですが、制作配給会社らしきサイトに予告編その他情報など。↓
http://clippermedia.it/project/granditalia
最後に、トニ&ペッペ・セルヴィッロが出演してるお芝居の動画おいときますね。
- 2015.04.03 Friday
- Films
- 00:47
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- by fantafonte-naomi