「Grand’Italia 現代イタリアのカリスマたち」に行ってきました。

桜見物のひとたちでごった返す千鳥ヶ淵。
そのすぐそばにあるイタリア文化会館に行ってきました。
いやいや辿り着くまで、そして帰り道もすんごい人!



お目当ては、開催中のイタリア・ブックフェアと
「Grand’Italia 現代イタリアのカリスマたち」の上映。

紹介文によると「詩人で作家のフランコ・マルコアルディが企画し監修し(略)
長年にわたってイタリア各界を牽引し、現在も第一線で活躍し続けている6人に
インタビュー」する各30分の短編映画とのこと。

今日はそのうちの2本、建築家レンツォ・ピアーノと
イタリア映画祭および「グレート・ビューティー」でお馴染みの俳優トニ・セルヴィッロ。

とりわけ、今年のイタリア映画祭にはめずらしくトニ・セルヴィッロ出演作がないので
これは見逃すわけにはいかん。

予定ではインタビュアーであるマルコアルディ氏が登場し
トークしてくださるはずが、残念ながら来日かなわず
代わりに和田忠彦先生が、映画の前に解説してくださることに。
でもかえって見どころをわかりやすく説明してくださってよかった
(ところどころ、字幕に頼らずしっかりリスニングするようアドヴァイスもありつつ笑)。

レンツォ・ピアーノの方は、2014年にパドヴァで開催された
Pezzo per Pezzo / Piece by Piece」の展覧会会場や
あの地元ジェノヴァの高〜いところにあるオフィスでのインタビュー。
なぜ透けて見えるような作品が多いのかなど、ふむふむと。
しかし、この展覧会はいま上海を巡回中してるそうなのだけど、
日本には来ないのかな。


そして、トニ・セルヴィッロ。
「Le voci di dentro(内なる声)」というお芝居が
地元近くのナポリで上演されて、その舞台の上で、
ご自宅らしきところでエスプレッソを淹れながら、
街を歩きながらのインタビュー。

もともと演劇人で、しかし近年は
「グレート・ビューティー」などパオロ・ソレンティーノ監督作品はじめ
映画出演も多いセルヴィッロですが
演劇とは勝手のちがう映画出演にあたり、役作りなどのこだわりも。

しかし、ワタシ的に一番ツボったのはどーでもいいところなんだけど
自宅の台所で、エスプレッソを作る時に
モカにコーヒー粉を入れ、モカをしめて火にかける・・・
そして粉がわずかに散ったと思われるキッチンカウンターを
台拭きで拭く。そして話しながらもう一度、拭く。
仕事きっちり。

インタビューは、舞台で共演中の弟Peppe Servilloもでてきました。
弟ペッペは、役者であり、Avion Travelというバンドのミュージシャンでもあり
何年か前のイタリア映画祭では来日もしています(CDにサインもろたよ)。
Avion Travelの2枚目のアルバムに兄弟についての歌があるとか
また、アルバム「Cirano」の中の「Intermezzo」という短い曲は
トニのことを歌ったか捧げたか・・の歌だとか(ウロ)。

しかし、はじめペッペ・セルヴィッロが登場した時
髪の毛があったので(ふだんはスキンヘッドなのか◯ゲなのか不明)
一瞬、誰だかわからなかったぞ。

このトニ・セルヴィッロの回は、いっそのことイタリア映画祭で
上映したらとてもいいのではないかと思ったりしました。
いやいやほんとに。

そして、レンツォ・ピアーノも、このトニ・セルヴィッロも
今もって拠点は、出身地もしくは若き日に育った場所。
ワールドワイドに活動しながら、
「地元」に帰って日常を送りつつ、また新たに創りだす。

ピアーノが語っていたように
「内から外から見て美しさを知る」(だったような)
飛び出していったままだと却ってなにも見えなくて、
地元に根をはっているからこそ、広い視点がもてるのかも。

和田先生の解説で誘導があったから、よりわかりやすかったのだけど
セルヴィッロやピアーノの語る言葉のなかに
象徴的に使われる言葉があって、とても感銘をうけたものの
じゃあそれがどんな言葉だったか書きだそうとすると
モヤモヤのなかに。

DVDとかになったらまた見たい。
ほか4回は明日、来週と上映だそうです(無料・要予約)

イタリア語のみですが、制作配給会社らしきサイトに予告編その他情報など。↓
http://clippermedia.it/project/granditalia

最後に、トニ&ペッペ・セルヴィッロが出演してるお芝居の動画おいときますね。

イタリア映画祭2012☆その1「ローマ法王の休日」「七つの慈しみ」

あっという間に大型連休も終わってしまったなり。
恒例のお楽しみ、イタリア映画祭について、忘れないうちに書いておこうっと。

今年の映画祭は、まったく同時期に、
ほかのイタリア関連(しかも大型)イベントが重なったりで、
ほんとにもー忙しいったらなかったです(笑)
普段だらだら生活送ってるので、最後は息切れた。ほんとに。

てことで、9本(予定では11本だった・・)みました!
予習ではプログラム順に書いたけど、見た順で、感想文。
まったく主観による★は5つが最高。
これから一般封切になるものも含め、ほぼネタバレはない(はず)です。



Y.「ローマ法王の休日」 Habemus Papam (Nanni Moretti) ★★★★☆

すでに今夏の一般封切が決まってる作品。
この邦題みるとまさに「ローマの休日・法王版」なイメージだし
予告編もほのぼのコメディ風なのですが、もちろん途中は笑い大有りだけど、
やっぱりそこはナンニ・モレッティ。
同監督には「息子の部屋」のヒットもあるし、心に沁みる作品を期待して映画館に行って
「えええええ!」ってびっくり愕然とするといいと思うよ!

モレッティ作品、とりわけ昔の作品は
(最近のベルルスコーニをモデルにした「カイマーノ」もそうだけど)、
政治情勢を知らないでみてもわからないよ、とイタリア人の人に聞いたことがあります。
かなり左派なのは有名だし、
単にローマ法王の「人間らしさ」を描いただけなはずはない!
・・・とやっぱり思ってしまう。

当然(?)バチカン側からは、
「けしからん、ボイコットすべし!」という声が公式新聞社からあがっていて
(そういえば「天使と悪魔」でも同じようなコメントだったな)、
まあ、確かに「バチカンの中の人も大笑い!超オヌヌメ!」ってコメントだしたら世も末だよ・・。

しかし、ラジオ・バチカンというバチカン国内から放送してる宗教ラジオ局は、
コンクラーヴェの様子をよく再現して主演俳優もいい、とかなり好意的評価で、
そのとおり、主演のローマ法王役を演じたミシェル・ピコロは、
つい先日イタリアにおけるアカデミー賞ともいえるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で
最優秀主演男優賞をゲット☆

さらに、ミケランジェロの壁画天井画で有名なシスティーナ礼拝堂はじめ
見応えのある室内の様子が多々でてくるものの、
やっぱり、そのほとんどはチネチッタ内のセットだそうで、
この舞台監督もみごと最優秀舞台美術scenegrafo賞を獲得したそうです。

ともかく封切上映でもう一度みたい作品でした。

日本版公式サイト→ http://romahouou.gaga.ne.jp/


映画祭初日はこの1本だけで会場をあとにし、
それから知人の個展ちょこっとみて、お友達の結婚パーティで楽しく過ごし、
さらにCotton Clubで、イタリアから来日したJoe Barbieriのライブみたっ!


F.「七つの慈しみ」 Sette opere di misercordia (Gianluca e Massimiliano De serio)★★★★☆

こちらは、うってかわって、日本で見る機会がもうなさそう(?)な
新人双子監督の意欲作。
この映画祭のため来日して、上映後の質疑応答や後日の座談会にも出席してました。
自分用予習でも書いたとおり、
この「七つの慈しみ」っていうのが、
マタイ福音書にある「慈悲の七つのおこない」のことだとわかってないと
何が何だかサッパリな映画。
とはいえ、彼ら自身は「キリスト教徒ではない」そうで、
キリスト教の教えとしてではなく、普遍的な人間性について描いたとのこと。

冒頭画面のカラヴァッジョ作品を彷彿とさせる
光と影のキアロスクーロの表現はじめ、どの場面も構図の美しさというか
(別に画面が絵のように「キレイ」ってことではなく)、
こだわりがすごく感じられる作品でした。

作品制作に入る頃、自身らの祖父が入院して、付き添い見送りをした経験が
随所に活かされているそうで、
劇中に出てくる病院は、まさにその時の病院を使っていて、
ほかの原っぱなどロケ地もみな、自分ちの近所とのこと。

ともかく、こういう感じの人でした(笑)。兄、いや、弟だっけな・・↓



で、この日も、この作品を見終えるや、急ぎ川崎に向かって、
クラブチッタにて、I Poohの感動の来日コンサート最終日を鑑賞。
一緒に歌って(もちろん事前予習あり)楽しかったです☆
と、かなりハードな予定の二日間を満喫したのでありました。


イタリア映画祭2012☆予習用自分メモ。後半。

イタリア映画祭2012予習の巻、後編。

前回に引き続き、どれを見ようか迷っちゃうなーって自分のために
サイトにない情報を集めてみました。

情報は、映画公式サイト(伊)、Wiki(伊)や、IMDB(米)などの各サイト、
あと音楽に関しては、主にPiccola Radio Italia(日本語)から得ています。
また、サウンドトラックも日本のiTunesで入手可能なものが案外あります。
「iTunesで入手可」とあるものは、原題で検索してみて下さい。邦題でなくね。
日本にはなくても「国を変更」で「イタリア」にすると試聴だけできるのもあります

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H.大陸 Terraferma (Emanuele Crialese)


今回のパンフなどのメインイメージ(みんなで海にドボーンの図)はこの作品だ。
監督は、2007年映画祭の「Nuovomondo」の人だね。
シャーロット・ゲンズブールがでてたシチリアから新大陸に行くってやつ。
この映画のときは、いまひとつよくわからん・・という感じながら
今作同様、米アカデミー賞のイタリア代表になってたそうで。
いわゆる王道系か。
しかし、シチリアの眺めはよさげ。

シャーロット・ゲンズブールといえば、ベックと作ったアルバム「IRM」はとってもイイ。
話もどって、音楽といえば、Franco Piersantiという人が担当している。
よくナンニ・モレッティと組んでるようで、今年の映画祭のモレッティ作品や、あと「家の鍵」もこの人だったんだ。
そして、イタリアの人気刑事ドラマ「モンタルバーノ警部 Il Commissario Montalbao」ファンの私としては、あのオープニング曲の人か!とちょっと気になりますな。
(この映画サントラはないけど、他のはいくつかiTunesで入手可)

公式サイト http://www.terrafermailfilm.it/
Wiki http://it.wikipedia.org/wiki/Terraferma_%28film%29
IMDB http://www.imdb.it/title/tt1641410/
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I.シャッラ/いいから! Scialla! (Francesco Bruni)

またもや「モンタルバーノ警部」、の脚本家の監督デビュー作だそうで。
主演のボクちゃんもこれが映画デビューなんだって。
にしても、共演のBentivoglioおじさん老けたなー(「聖人の舌」など)。
主題歌は、ラッパーのAmirアミール(カルピスの特保飲料とは関係ない)。
YO〜YO〜って感じですね。PVには映画シーンもチラ見え。

公式サイト http://www.sciallailfilm.it/
Wiki http://it.wikipedia.org/wiki/Scialla!_%28Stai_sereno%29
IMDB http://www.imdb.it/title/tt1821597/
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J.バッグにはクリプトナイト
 La kryptnite nella borsa (Ivan Cotroneo)


みたび「モンタルバーノ警部」!
のモンタルバーノ警部が当たり役のLuca Zingarettiが、
こちらも映画祭でお馴染みValeria Golino(「ジュリアは夕べにでかけない」などなど)と共演。
しかし、そもそもクリプトナイトって何さ?と思ったら、
「スーパーマン」に出てくる、彼らの故郷の惑星クリプトンが爆破されたその残骸で、スーパーマンはそれを前にすると力が弱まってしまうモノ、なんだそうです。
へー。

パンフの紹介文を読むと、ほんのり悲しげな映画のようだけど
公式サイトをみると、コッテコテの70年代ファッソンがとってもステキです。
というより、モンタルバーノ警部のLuca Zingarettiが、ただのオヤジです。
監督としてはデビュー作ながら、これまで脚本家のみならず小説家として数冊のキャリアがあり、本作も自身が2007年に発表した同名小説の映画化なんだって。

サントラは70年代曲もとりまぜ、デビッド・ボウイの「Life On Mars?」なども
使われているけど、この曲をタイトルにした英の70年代タイムスリップ刑事ドラマも最近、大人気だったところです。日本では「時空刑事1973」ってなってたけど。

公式サイト http://www.kryptoniteilfilm.it/
Wiki http://it.wikipedia.org/wiki/La_kryptonite_nella_borsa
IMDB http://www.imdb.com/title/tt2103203/
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K.何もかも音楽のせい Tutta colpa della musica (Ricky Tognazzi)

本作は残念ながら、情報が少なくて、公式サイトも見つからない。
とはいえ、パンフに「俳優としても活躍するベテラン」監督と書かれてる
Ricky Tognazziが「親友のナポレオーネ」役も演じているそうです。
また本作で、Rosalba Pippa名義の人が女優デビューしてるのだけど、
その正体は、歌手のArisa。ちょっとヘンテコな女の子風だったのが、
この2月にあったサンレモ音楽祭ではすっかり大人の女性の雰囲気で、
惜しくも優勝は逃したものの、堂々2位に付けました。
主題歌か劇中歌はわからんけど、本作でも「Il tempo che verrà」を歌っているそう。
トレイラー で流れてる曲がそれかしら。
Arisaの最新アルバムに、サンレモ出場曲と共に収録されてます(iTunsで入手可)。

IMDB http://www.imdb.com/title/tt2044070/
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X.そこにとどまるもの(仮題) Le cose che restano (Gianluca Maria Tavarelli)

パンフに「輝ける青春」のスタッフが再結集し・・とあるように、
要するに、本作もテレビ用ミニシリーズを一本に再編集したものらしいです。
2時間ドラマ4回分を、重複やCM削ったらこんな感じか。
とはいえ、本作監督は「輝ける青春」には関わってない模様。
プロデューサーとか脚本家などがそのままらしい。
そして、たぶん一番大きく違うのは「輝ける〜」が、
イタリアの現代史実とリンクさせたストーリー展開だったのに対し、
こちらは、純粋な家族ものみたいです。
レビュー評価がどこみてもかなり高い。でも長い。おやつ持っていかないと。

で、四たび「モンタルバーノ警部」!(しつこい。笑)
本作監督は、最近新しくスタートした、若き日のモンタルバーノ警部を描く新ドラマシリーズの監督を、その後してるんですね。
上の「クリプトナイト」みると、たしかにキャスト若返りさせたくなるのも、分かる気するけど。

IMDB http://www.imdb.com/title/tt1797002/
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Y.ローマ法王の休日 Habemus Papam (Nanni Moretti)

ナンニ・モレッティがヴァチカンをテーマに映画を撮るって
それだけで私は絶対みるので、本作も下調べ不要ではあるのだけど、
このラテン語なタイトルは、英語版だと「We have a Pope」になるように、
コンクラーヴェで新法王が選出されたことを
アナウンスする時の決まり文句だそうです。
「われら新法皇猊下を得たり」な感じ?

映画はおいといて、ローマ法王というと私は今だに
ヨハネ・パウロ二世のお顔を思い浮かべてしまうのだけど、
こないだCATVでバチカンのドキュメンタリーがあったので観てたら
ベネディクト十六世がファンタオレンジ好きなことがわかり
一気に好感度がUPしました(笑)。
枢機卿たちと一緒にディナーをとっていて、みんなはワイン飲んでるのに
お一人だけ、ファンタオレンジ☆
iPadつかってツイートなさるし、そんなお茶目な猊下に
「最後の審判なう」とかツイートされないよう真面目に生きよう。

本作サントラも「H.大陸」と同じ、Franco Piersanti。

公式サイト http://www.habemuspapam.it/
Wiki http://it.wikipedia.org/wiki/Habemus_Papam_%28film%29
IMDB http://www.imdb.com/title/tt1456472/
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Z.シュン・リーと詩人(仮題) Io sono Li (Andrea Segre)

そういえば、映画祭でお馴染みの俳優さんが
今年はでてないらしい・・・と聞いていたのだけど、ここにいた!
Giuseppe Battiston。
私はイタリア映画界の「渡辺徹」とこっそり呼んでいるのだけど、
さ ら に 大きくなっていた。

というのはおいといて、公式サイトをみると
北イタリアの風景がとても美しい。

今映画祭出品作品は、ロケ地的に言うと、
ローマ(中部)、ナポリ、シチリアが多めなのかな。
以前、トリノ市がロケに協力的というので、
やたらにトリノを舞台(もしくは違う街の設定だけど、トリノで撮ってる)
にした作品が多かった気がする。
やっぱり、イタリア好きの日本人という立場から見ると、
いろんなイタリアを見たいものですねー。

公式サイト http://www.iosonoli.com/
Wiki http://it.wikipedia.org/wiki/Io_sono_Li
IMDB http://www.imdb.it/title/tt2036388/
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というわけで、こんな感じで予習してみると
全部見たくなっちゃうね。
でも、以前はあった五回券、全部券など
お得な設定もなくなってしまったので、選ばねばならぬのだ。
とにかく、楽しみなり☆彡

イタリア映画祭2012☆予習用自分メモ

またまたこの季節がやってきましたよ。
ゴールデンウィークのお楽しみ「イタリア映画祭」
今年も4月28日から5月4日まで14本一挙上映とのこと。
毎年8本ぐらいみてるけど、つまり、数少ない情報をたよりに選ばないといけない。
そんなわけで、自分用に、判断材料として上記サイトにない情報を集めてみました。

情報は、映画公式サイト(伊)、Wiki(伊)や、IMDB(米)などの各サイト、
あと音楽に関しては、主にPiccola Radio Italia (日本語)から得ています。

また、サウンドトラックも日本のiTunesで入手可能なものが案外あります。
「iTunesで入手可」とあるものは、原題で検索してみて下さい。

A.楽園の中へ Into paradiso(Paola Randi)

公式サイトをみると著名人のコメントがあって、
映画祭おなじみの俳優Carlo Verdone(「恋愛マニュアル」シリーズのダメおじさん、映画監督でもある)の「僕が撮りたかった映画だ!」とか、さらになんとウッディ・アレンの
「スカーレット・ヨハンソン使ってリメイクつくるよ」なんてのもある。
予告編見る限り、スカヨハにあう役はなさそうなんだけど。
それは見てのお楽しみということでおいといて、
パンフ写真でゲッツ☆ポーズしてるダメ悪そうな役で、
Peppe Servilloが出てるのが、楽しみ。

この人はAvion Travel というバンドのボーカルが本業だけど、
このバンドのギター担当Fausto Mesolellaの若き日をモチーフにした数年前の映画祭作品「よせよせ、ジョニー」でも歌手役で出てました。
それに、本映画祭では超お馴染みのToni Servillo(Gomorra、Il Divo、湖のほとりで ecc.)の実弟でもあるので、兄弟熱演比べもまた楽しいかも。

サウンドトラックもFausto Mesolellaが担当しています(iTunesで入手可)。

公式サイト http://www.intoparadiso.it/ 
Wiki http://it.wikipedia.org/wiki/Into_Paradiso 
IMDB http://www.imdb.it/title/tt1719496
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B.気楽な人生 La vita facile (Lucio Pellegrini)

たしかこの映画は、昨年の映画祭で予告編をチラ見した記憶があるのだけど、
その時はなんだかシリアスなイメージがあったものの、そうでもないらしい。
昨年の映画祭で人気の高かった「星の子供たち」の監督なので期待。

その時も出演のPierfrancesco Favino(野人ぽい顔の人)に加え、
人気俳優Sefano Accorsi(L'ultimo Bacioとかいろいろ)も出てるので
お約束人気映画という感じでもあるけど、
「星の〜」が映画タイトルにもなった、劇中でみんなが踊ってた「Figli delle stelle」という
懐メロヒット曲が使われたのとはうってかわって、
今回は、重鎮Franco Battiatoの曲 、La stagione dell'amore が使われてるみたい。

サントラみると(日本のiTunesでは残念ながら今のところ入手不可)、
ほかにMatia Bazarがもう一曲と、あとは
Gabriele Robertoという知らない人が・・・と思ったら
なぜか日本映画「BECK」「告白」「パコと魔法の絵本」とかの音楽も担当。へー。

アフリカ・ケニアが物語の舞台のようだけど、ローマやバーリも少しはでてくるって。

wiki http://it.wikipedia.org/wiki/La_vita_facile
IMDB http://www.imdb.it/title/tt1669625/
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C.ジャンニと彼をめぐる女たち Gianni e le donne (Gianni Di Gregorio)

タイトルも監督名もジャンニ?と思ったら、
その監督自ら「ジャンニ」役を演じているそうで(脚本も!)。
それどころか、数年前に東京国際映画祭で上映された
「8月のランチ」でも、ジャンニ役で出てるのね。
いづれも「ジャンニの母」役は同じ女優さん。
てことは、これは「8月のランチ」の続編ってことなんだろうか。

個人的には、このジャンニさんを見てると「The X-files」の
ウェル・マニキュアード・マンを思い出すよ。(全然関連ないです、念のため)

サントラは、誰か有名な歌手が歌うとかじゃないけど、なかなか良さげ(iTunesで入手可)。

公式サイト http://www.corriere.it/giannieledonne/
wiki http://it.wikipedia.org/wiki/Gianni_e_le_donne
IMDB http://www.imdb.it/title/tt1813327/
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D.至宝 Il gioiellino (Andrea Molaioli)

映画祭おなじみイブシ銀なToni Servillo が出てるってだけで
(上でも書いたけど「楽園の中へ」Peppeの兄)、
私は間違いなく「これは観るリスト」に入れるので、
わざわざ調べることもないのだけど、
パンフにある「大手食品メーカーの」「実際に起った事件」というのは、
Parmalat(乳製品メーカー)の不正経理問題のことですね。
(本国サイトやポスターなどは、牛乳瓶がキービジュアルになってる)。

中田も一時在籍したパルマの当時の親会社で、
あの時(2003年)破産したかと思ったら、いまも会社はあるんだって。
社員に映画割引サービスとかしてあげてるのかな(笑)。

サントラは、Molaioli前作「La ragazza del lago」も担当した、
というより監督の別をこえ、Toni Servillo出演作ほぼ軒並み担当している
Teho Teardoによるものらしいので、こちらもシブかっこいい予感。

公式サイト http://www.corriere.it/ilgioiellino/
wiki http://it.wikipedia.org/wiki/Il_gioiellino
IMDB http://www.imdb.it/title/tt1582207/
ーーー

E.天空のからだ Corpo celeste (Alice Rohrwacher)

女性監督ロルヴァケルのデビュー作・・とあるけど、
なんかみたことある苗字だよね、と思ったら、
あのアルバ・ロルヴァルケル(「ジョヴァンニのパパ」など)の妹なんだって。
でも、姉アルバは特に本作には関係してないみたい。

アルバの方は、2008年映画祭のとき来日していて(「日々と雲行き」)、
その時は、まだ幼いイメージすらあったのに
(サイン会で「映画面白かったです」というと「きゃーありがとー☆」と、
キャッキャとテヘペロの中間ぐらいwの感じで、
Grazie!!と書き添えた、カワイイお魚マーク付きのサインをしてくれた。)、
その2年後、東京国際映画祭「素数たちの孤独」の来日ゲストで
上映後ステージに上がる姿は、も の す ご い 完璧女優オーラでてました。

でも、あの時、同席してた監督はただのヨッパライだったし、
通訳係もビミョーな人だったし、ただムカツイてただけなのかもしれないけど。

wiki http://it.wikipedia.org/wiki/Corpo_celeste_%28film%29
IMDB http://www.imdb.it/title/tt1886502/
ーーー

F.7つの慈しみ Sette opere di misercordia (Gianluca e Massimiliano De Serio)

この作品はなかなか情報がなくて、
とりあえず、1978年生まれのこの双子兄弟監督が、
わりとイケメソだということだけFacebookでわかりました(笑)。
こまめに上映予定や映画評などの情報書き込んでいるので
みんなで「いいね!」してあげよう。

トレイラーをみるかぎり、
セリフもなく、アンビエントな曲が流れる独特の雰囲気が。

この映画タイトルにもなってる「Sette opere di misercordia」は、
マタイ福音書にある「慈悲の七つのおこない」のことで、
「食物の施与」「飲物の施与」「旅人の歓待」「衣服の施与」
「病気の治癒」「囚人の慰問」「死者の埋葬」だとか。
カラバッジョの作品にもありますね。
ーーー

G.錆び Ruggine (Daniele Gaglianone)

Stefano Accorsiは言わずもがな、Filippo Timi (「勝利を!」のムッソリーニさん)、
Valerio Mastandrea(「はじめての大切なもの」「ジュリアは夕べに出かけない」他たくさん)
などスターを揃えた作品だけど、
どーやら、超ヘビーな作品の予感・・。

La luci della centrale elettricaによる主題歌
「Un campo lungo cinematografico」のPVでもなんとなく、そんな感じ。
近年すっかり有名になったイタリアン・インディー・バンドBaustelleの紅一点が
コーラスで参加してるそうです(iTunesで入手可)。

wiki http://it.wikipedia.org/wiki/Ruggine_%28film%29
IMDB http://www.imdb.it/title/tt1833781/

しかし、Ruggineといえば、ワタクシにとっては
ローマに住んでる猫のルッジネちゃんだなー。
(美味しそうなレシピ満載ブログなのだ。日本語です。)
ーーー

ここまでで、やっと半分の7作品。
残りはまた明日☆

「輝ける青春」

というイタリア映画をみました。6時間6分。長いっす。

 しかし、途中で少しおしりは痛くなったものの、内容的にはまったく長さも感じさせず、飽きもせず、眠くもならず。よく映画見てると「もう1時間ぐらい観たかな」なんて気がそれることがあるけど、そういうのは全然なかったのでした。
 
 ある家族の三世代にわたる物語でありながら、まさにここ40年ぐらいのイタリア現代史でもあり、歴史背景がわかっていればより楽しめるかもしれない。

 自分がイタリアに興味をもつようになったここ15年よりも前のイタリアでの出来事は、あとから見聞きしたものでしかないのだけど、その当時の雰囲気を見るのもなかなか面白かったです。

 サッカーW杯で昔イタリアがCorea(映画字幕では北朝鮮)に負けた話もでてきました。これは前回のサッカーW杯でイタリアが韓国に負けた試合で、韓国サポーターがこの昔の敗戦をやじる横断幕を(しかもイタリア語で)かかげていましたね。それを見たのサッカーオタのイタリア語の先生がどれだけあれで口惜しい思いをしたか、敗戦の翌日にあったイタリア語講座が先生の嘆きと審判に対する怒りのコメントのリスニングとなったことを思い出しながら、映画をみました。ほんとにイタリアサッカー界のトラウマなんだなぁ。 最近FIFAランキングで日本に抜かれるという新たなトラウマも生まれたようだけど。

 そしてフィレンツェの大洪水。前回イタリアに行った時、サンタ・クローチェ教会で洪水でダメージを受けつつも、小さな小さな断片を拾い集めて修復したというチマブーエ(だったかな?)の十字架をみたり、水位がここまで来たという印をみていたので、よりリアルに当時の様子を感じました。

 いっそ一通り歴史をおさらいして、もう一度見直したい気もする。映画以外にも間にある30分のランチタイム休憩では、ご一緒したイタリア語教室のお友達がおいしいお弁当を作ってきてくれて、ほんとに一日大満足だったのでした。

 同じ監督・主演による「ペッピーノの百歩」という映画(こちらは実話をもとにしている)は、DVDレンタルしているようです。6時間見る時間のないひとには、こっちもおすすめ。

この一週間でみたもの

 先週の水曜日。渋谷区千駄ヶ谷にあるくせに「新宿」タカシマヤとなのるデパートの映画館で「クローサー」を見た。

 あまり恋愛映画は見ない方なので、つい余計なところばかりに目がいってしまうのだが、最後の種明かしがよかったので、なんかしんみりとした。でもほんとの最後のシーンのナタリー・ポートマンの歩き方は跳ねすぎだよね。アメリカらしい歩き方なんだろうか。ジュリア・ロバーツ演じるフォトグラファーの個展会場がとってもかっこよくて、いいなあと思う。オープニング・パーティもやっぱり紙コップじゃいかんよね。来年の個展のオープニング・パーティはがんばりたい。

 その二日後。「エピソード3/シスの復讐」を観る。スター・ウォーズマニアではないものの、ちょうど第1作(今で言うエピソード4ですね)が、自分で映画を見に行きはじめるお年頃に封切られたので、やはり格別の思い入れのあるシリーズではある。
 
 そのわりに、エピソード1と2をちゃんと覚えてなくって(レンタルDVDで復習&予習したかったのに、全部貸し出し中だった)、映画館で最初のあの流れる前段を読んだ時「ジェダイの騎士二人」以外、誰が誰だかわからなくて、最初の「ぱぱーーーん!」で盛り上がった気分が一瞬でへこんだ。とりあえず、観ているうちにわかってきたけど。

 しかし、なんといってもストーリーもさることながら、この「スペース・サーガ」を20年近くかけて全作リアルタイムで味わった満足感とで、けっこう感動したのでした。

 あとは書き出すとすごく長くなりそうなので短めにしますが、エピソード2で他に役者いなかったのかよ、とツッコミいれたかったぐらいのアナキンが、とってもかっこよくなっているのにびっくりでした。ダークサイドのなせる技なんでしょうか。中学生の時の私に、ダース・ベイダーの中の人はとってもビューティフルだったと教えてあげたい!

 と、いいながら、ダース・ベイダーになる直前のアナキンのシーンを観てモンティ・パイソンの「ホーリー・グレイル」のブラック・ナイトを真っ先に連想してしまい、一人こっそりと「ここは笑うところじゃないんだよね?」と自問自答し、いい気分をぶちこわしたのでした。
他にもちょっと疑わしいシーン(パイソンネタっぽい)があり、制作の中枢にパイソンファンが潜んでいるのでは、と気になってしかたがない。

 昨日の日曜日。スライドショー@中野サンプラザのチケットが手に入らなかった悲しみをのりこえ、この猛暑の中、夏休み前の3連休の原宿しかも竹下通りのそばという、今となっては魔界のような地へ、気力をふりしぼって関連イベントを見に行く。みうらじゅん&いとうせいこう両氏のツーショットを生で観るのは初めてだったのだが、スライドショーや見仏記のDVDをよく見ている私には妙に慣れ親しんだ感じがある。すごい場所まで見に行った甲斐があるおもしろさだった。

 イベント終盤にすでに売り切れのスライドショーチケットプレゼント!というのがあったのだが、その場で映し出されたアドレスにケイタイで空メールをうつという応募方法。その場で5人選んで返信メールが来た人がご当選!というわけだが、イベント主催が某ケイタイ会社なので、応募の空メールの発信元がdocomoだったら絶対当たらないんだろうなと思った。しくしく。

 その会社、ダース・ベイダーを女子高生と携帯メールさせたり、ヨーダをファミレスにつれだしたり、高貴なキャラクターを安っぽくされて、私はちょっと憤慨していたのである。シリーズ最初の頃には想像もつかない色んなタイアップコマーシャルの介入でちょっとがっかりすることが多い。でも、ジャバ・ザ・ハットのボトルキャップはしっかりとゲット。

4頭の象はこうやって2人乗りのクーペにのります。

前回の記事のアンサー編(?)

映画「いつか来た道」に出てきて、ストーリーそっちのけで気になってしまったものの
後からイタリアの古典的笑い話(barzellette)だとわかった一節。

「4頭の象を2人乗りのクーペ(チンクエチェント)に乗せるには?」
「前に2頭、後ろに2頭」

 笑い話にしちゃ笑いどころがわからないんですけど?
で、イタリア人いわく「ありえない出来っこない話」というのが
オチと言えばオチだそうです。

・・・・ふーーーん。

あと、このなぞなぞを言われた時「ええ、どうやって乗せるんだろう???」と
真剣に考えてしまうおばかさん(私か?)も、笑いの種の一つだそうで、
じゃあ私はひっかかった口ってことですか。

Barzelletteといえば、本国では大ベストセラーとなり第2弾もでている
「Le barzellette di Totti/トッティ王子のちょっぴしおバカな笑い話」はちょっぴしでなく、かなりおバカなネタ満載で笑えます。「ガッツ伝説」みたいなものだけど、こっちが本家です。

イタリア映画祭その3「4頭の象を・・」

 前回の記事の補足として、コメント自己レスしておきました。
で、またまたイタリア映画祭。今年はなんと6作品鑑賞!!最後にみた作品の感想です。

「いつか来た道/Cosi' ridevano」★★★1/2☆

 60年代初頭のトリノを舞台にしたシチリアから出てきた兄弟の物語でしたが、なによりも、劇中で2回でてくる「なぞなぞ」が私にとってはすべてでした。とりわけラストシーンの悲惨かつ絶望的な場面で出ておきながら、なんと答えがわからないままに映画は終わってしまい、答えが気になって結末の悲惨さもすっかりどこへやら(笑)。
して、そのなぞなぞとは

「4頭の象を2人乗りのクーペに乗せるには?」

 字幕ではこうなってますが、セリフは「2人乗りのクーペ」でなくイタリア名物の超コンパクトカー「チンクエチェント(500の意)」です。ルパン三世でルパンが乗ってる車ですね。あのちっこいやつ。トリノといえばフィアット、なので車ネタなのかな?それに象を4頭のせるって??

 しらべました(笑)。イタリアのヤフーで検索してみたら、答えはあっけなく判明。クラシックななぞなぞというか小咄の一つだったのです。なので、イタリアの人ならこの映画をみても「ええーー、答えなしで終わりかよ!」にはならず、逆にその他愛なさが場面の悲惨さとのコントラストを演出したのかもしれません。

 さて、肝心の答えはこうでした。

「前に2頭、後ろに2頭」 ・・・・・・・。

 
オチは?オチはないのか!さもなければ何かの慣用句とか?と思うのですが、さらに「6頭の象」バージョンも続いていて、それには答えに「屋根に2頭」が加わります。
いずれにしても、オチはいったい・・。 C'e' qualcuno sa dirmi perche?!

 ちなみに、原文はおそらく次のとおり。情報募集中。
Come ci stanno 4 elefanti in una 500 rosa? "2 davanti e 2 di dietro!"
E come ci stanno 6 elefanti in una 500 rosa? 2 davanti, 2 di dietro e 2 sul tetto!




イタリア映画その2

イタリア映画祭、観て勝手に採点。

「私のことを覚えていて/Ricordati di me」★★★★☆
イタリアのバラエティ番組には番組の合間に超ビキニのダンサー達が必ずといっていいほど登場する。日本と違ってセクシーアイドルからバラドルなどへの「栄転」はあまりないらしいが、サッカー選手の彼女だったりはするらしい。映画は家族の物語で一家の娘がこの番組付属ダンサーに抜擢されるエピソードがあってその過程が過酷。芸能界ってコワイね(笑)。また夫婦喧嘩のシーンで奥さんが真剣に怒ってるのだけど日本人的にはあまりにも感情的というかヒステリックすぎて、多分笑うシーンじゃないと思うのだけど会場からは笑いがもれてちょっと違和感。良くも悪くも今どきのイタリア人家族なのかも。マンマがパスタ作ってみんなでいただきまーす、という話では全然ないけど、楽しかった。

「ローマの人々/Gente di Roma」★★★★☆
エットーレ・スコラならではの期待通り。バスの女性運転手が狂言回しではないが合間合間に出て来るものの、筋書きはなく、ただ淡々と人々が描写される。でも私たちが思うローマ人でなく、いわゆるローマという大都会に住む外国人をはじめとするマイノリティへその視線は注がれている。多少は旅行経験があるので、「あ、あの何番のバス乗ったなあ。あの広場から駅にいくんだよね」なんて思い出して、ものすごくイタリアいきたくなる。ローマ弁ってなんか聞き取りにくい。普通のイタリア語も聞き取れないけど。

「愛の果てへの旅/Le conseguenze dell' amore」★★★★★★
上記の2作がお目当てで、ついでに観た作品だったのだが、意外や大当たり。メロドラマ臭い邦題をつけたセンスを疑うけど、とってもスタイリッシュかつクールな作品。音楽もかっこいい。来日した助演女優がいうように、この作品はその映像のリズムがすごく重要視されている。テンポがいいというのでなくて、韻律がクールなのだ。スイスとマフィアがでてきたら「資金洗浄」しかないのはお約束かもしれないけど、でも上記すべてに言えることだが、イタリア映画=「ニューシネマパラダイス」のようなものでは全然ない。全然ないから日本で封切られずこういう機会にしか観られないのでもあるけど。

ここまで一日でつづけて3本みた。そして翌日に次の2本。

「スリー・ステップ・ダンス/Ballo a tre passi」★★★1/2☆
たとえばフェリーニの映画にあるような脈絡のなさがイタリア映画らしいなと思わせる作品だった。春夏秋冬をテーマに相互につながる4つのエピソードからなるのだが、フェリーニの「アマルコルド」がめぐりめぐって1年のお話ならば、こちらは少年、青年、中年、晩年という大きな流れの隠喩でもある。でも、最後が私には意味不明だった。

「愛はふたたび/L'amore ritrovato」★★☆☆☆
未練たらたら不倫三昧だけど別れたら女の方が前向きだね、というコテコテのラブストーリー。

と、感想文を書いてみました。最後にこの機に来日してる俳優監督らによる座談会があって、人気俳優のステファノ・アッコルシ(最後の作品に主演している)が「イタリアではもう『自転車泥棒』や『甘い生活』なんて観た事ない人の方が多いけど、ここ(会場)にいる人って観た事ある?」と会場に聞くと、大多数が(私も)挙手。残念だけど今の人はそういう昔のいいものを観る人がいないという話に持っていきたかった彼が「ここにいる人たちは特殊だよ(笑)」という一幕も。
イタリア好きイタリア映画好き大集合なので当然の結果なのだけど、やっぱり、私もどれも楽しく鑑賞したのでした。

チネマ・イタリアーナ

 ここ数年わたしにとってのゴールデンウィークのお楽しみイタリア映画祭の季節となりました。毎年1、2本ずつみているのですが、今回は一気に5作品見る予定。
 
 まず楽しみなのがエットーレ・スコラ監督の「ローマの人々」という作品。この人の作品はストーリーがあるというより、淡々とした人間描写のような感じなのだけど、今回もそんな感じらしい。ちょっと前の作品星降る夜のリストランテはレンタルビデオ店でもあると思うので、イタリアのレストランにいるような気分になりたいときはお薦めです。

 といいながら、ここ数年封ぎられたイタリア映画はほとんど見ていなくて、先日息子の部屋ぼくは怖くないを、レンタルDVD半額キャンペーンを機にやっとみた。

 前者の監督ナンニ・モレッティは昔「赤いシュート」というさっぱりわからない映画をはじめいくつか見ているが、内容以前にいつも「なぜそこで急に踊りだす?!」「なぜここでカメラ目線??」みたいな気がそれてしまうシーンが(イタリア映画全般にありがちではあるけど)今回はなくてよかった。後者はコドモはかわいいのだが、洒落にならないイタリアのダークサイドのお話だった。一昨年イタリアに旅行したとき原作本(映画の脚本も原作者)がベストセラーのようだった。ガキ大将役がほんとに悪そうなのと、お母さんが南イタリア女性らしいセクシーさ全開なのが印象的だが、妹役の子がいつもおいしそうなもの手に持ってるのがまたかわいい。


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