イタリア映画祭☆2011 その3

のこり2本、つづきはまたね!のまま、わすれとった。
5月が終わらないうちに、書いておかねば。

そんなわけで、イタリア映画祭 つづき。
引き続き表記は、「タイトル」原題(監督名)個人的好みによる★は、5個満点。
→IMDB で、Internet Movie Databaseの該当ページにリンクしてます。

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「穏やかな暮らし」Una Vita Tranquilla(Cluadio Cupellini)★★★★☆ →IMDB

映画祭ですっかりお馴染みの重鎮俳優トニ・セルヴィッロが主演ってだけで
ぜったい観る!という気にさせる本作。
だって、今年の「われわれは信じていた」の他これまでも「ゴモラ」「イル・ディーヴォ」
「湖のほとりで」と、軒並み渋く主演級出演。
今作は、ドイツで、オーナー・シェフとして家族でペンション経営するも、実の姿は・・・って感じ。

私が最初にトニ・セルヴィッロを観たというか、お気に入りになったのは
2005年映画祭で紹介されたパオロ・ソレンティーノの「愛の果てへの旅」から。
(同監督とセルヴィッロは、のちに「イル・ディーヴォ」でも)
期待もせず、他の作品を鑑賞するかねあいでついでに観た作品だったのに
クール&スタイリッシュな映像で、わたし的その年の映画祭イチオシ作品となりました。

今作は、それとは違って、家族(ドイツ人妻と小学生こども)をもち、
まさに「穏やかな暮らし」をしていたところへ、「過去」のしがらみが現れる。
犯罪に巻き込まれるその苦悩と、家族を大切に思いつつも、
でもそのキレある行動は、やはりカタギではないコワイおじさんなんだ、とじわじわくる。

監督は若く、まだそれほど作品経験のない人らしいですが、
イタリア映画のアカデミー賞、デヴィッド・ドナテッロ賞では、
最優秀作品賞はおしくも「われわれは信じていた」にもってかれるものの、
本作で作品賞ノミネートされました。

ちなみに、先に渋く主演級出演のセルヴィッロと書いたけど、
ひとつ例外があって、2009映画祭の「よせよせ、ジョニー」では
ハゲでデブで白いランニングシャツ姿のさえないおっさん先生という端役を
華麗に披露してくれました(笑)。

この「よせよせ」は、Avion Travelという実在バンドのギタリストの青春期を映画化したもの。
(主演の僕ちゃんがとってもかわいかった)
で、トニ・セルヴィッロは、そのバンドのボーカルをつとめる
ペッペ・セルヴィッロ(劇中でも歌手役で登場)の、実のお兄さんなのでした。
弟のために、ボケ役かってでてくれたんでしょうかね、ほほえましい話です。

話もどって、「愛の果てへの旅」「イル・ディーヴォ」の
若い監督だったパオロ・ソレンティーノは、いまや世界進出。
(最新作は、主演にショーン・ペンを起用しカンヌにも出品してました)
セルヴィッロがほれ込んだという本作監督も、将来有望か。

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「初任地にて」 Il primo incarico (Giorgia Cecere) ★★☆☆☆ →IMDB

今回のイタリア映画祭2011の〆となる一本。
これまでの経験から、一日3本鑑賞はやめようと心がけたものの、
生憎これはこの一日3本鑑賞の3本目。しかも前日の睡眠時間3時間。
ってことで、半分ぐらい寝落ちしてしまったので、この評価は申し訳ない気もするけど、
眠気がないはずの人もかなり寝落ち度高かったそうなので、まあこんな感じか。

50年ぐらい昔の地方のイタリアで、女性教師として赴任する主人公。
身分違いの恋人(貴族男子)をおいての赴任となるが・・・って話で
結局、その恋人に新しい女性ができたと伝え聞き、
酔っぱらって地元の男子にちょっかいだして、その人と結婚せざるを得なくなる。

時代に翻弄されつつ、それを受け止め生きてゆく女性というには、いーかげんだし、
身分違いの恋や、独立して仕事に向かうという、
当時からすれば発展的とも思える姿からみても、やっぱりいーかげんだし(笑)
初監督作品とはいえ、なんか・・・久々にあじわう「わからん」でありました。

台詞も少なく、しかししいて言えば、昔のプッリャ州の質素な村の雰囲気が
かいま見えてよかったです。
とちゅう出てきた、ねこちゃんもかわいかった☆

ちなみに主演女優は、観てる途中で気がついたのだけど、
2009映画祭「見わたすかぎり人生」の主演女優さんでした。
(この監督は「はじめての大切なもの」で今年も登場)

監督、女優さんとも、次回作に期待しよう☆

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ということで、今年も8本鑑賞いたしました。
全般に、楽しめる映画が多く、また話題作も多くて楽しめました。

今年は震災の影響、というか原発事故の影響ですね、で来日ゲストゼロだったのが
残念ではありますが、でも、今年も例年どおり大盛況、
また、一般封切り作品も増えて、
イタリア映画といえば「ニューシネマパラダイス」みたいな延髄反射でなく
いろんな楽しみ方を提供してもらえると、よいと思います。

てことで、今夏封切り予定「あしたのパスタはアルデンテ」おすすめですよー。

イタリア映画祭☆2011 その2

イタリア映画祭 つづき。

引き続き表記は、「タイトル」原題(監督名)個人的好みによる★は、5個満点。
→IMDB で、Internet Movie Databaseの該当ページにリンクしてます。

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「最後のキス」L'ultimo bacio (Gabriele Muccino) ★★★☆☆ →IMDB

人気監督による人気俳優をつかった人気作って感じの王道ラブコメ。
ただし、この作品は2001年作品ながら本映画祭初登場。
その10年後を描いた続編「もう一度キスを」(2010年作品。後述)の出品にあわせ、
特別に上映されました☆

学生時代からの仲間だった若者たちの群像恋愛青春劇。
メインは人気男優ステファノ・アッコルシとジョバンナ・メッゾジョルノ演じるカップルながら、
とにかくてんこ盛り。

実は私が鑑賞した順は続編の方が先で、そのせいもあってか
本編は、幼いとゆーか、まだまだ青いなw、なんて気にもなってしまった。
とはいえ、30代目前という設定なんだけど。
とにかく「ふぞろいの林檎たち」がイタリア人になってウルサイかんじ。

感想が一言で済んでしまったので(笑)、またもや主題歌ネタですが、
こちらも映画タイトルとおなじ「L'ultimo bacio」。
歌うは、実力派中堅女性シンガーソングライター、カルメン・コンソリ Carmen Consoli。
曲は2009年の彼女のアルバムStato di necessitàにはいっているんだけど、
これはどっちが先なんだろう?
そして、カルメン・コンソリ自身も、映画にワンシーン登場しています。意外なところで!

PVは、映画の前半、仲間の一人(これがまた「星の子どもたち」ではっちゃけ演技の
ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ!)の結婚披露宴ガーデンパーティのシーン。
撮影現場に、彼女自身がはいりこんだような演出です。
カルメン・コンソリはほとんどCDもってますが、どれもオススメ☆

ほかにも、後半いいところで流れるのは、どちらも大御所女性歌手
Ornella Vanoni「La voglia la pazzia」、Mina「Se tu non fossi qui」だそうです。

Ornella Vanoniは、日テレBS「小さな村の物語 イタリア」の主題歌の人なので
聞いたことある方も多いのでは。
ちなみに「小さな村の〜」に使われてるアレンジは、彼女のCDには入ってなくて、
映画「オーシャンズ12」のサントラにしかはいってない。

↑現在、iTunesで発売中の同曲だけでみてたので勘違いさんしてたのだけど、
「小さな村の〜」に使われてるアレンジ自体は、彼女の他のCDには前から入ってるとのことです!
教えてくださったpiccola-radio-italiaのYoshioさん、POP!ITALIANOのkazumaさん、ありがとうございまーす。

そして、2008年リリースの芸能生活50周年記念アルバム「Più di me」では
未発表を含む彼女の持ち歌をいろんな歌手とデュエットしてるのだけど、
「小さな村〜」主題歌「L'appuntamento」を、このカルメン・コンソリとデュエット。
とってもイイ☆

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「もう一度キスを」Baciami ancora(Gabriele Muccino) ★★★☆☆ →IMDB

で、こちらが「最後のキス」の続編。彼らの10年後を描きます。
すべて、同じ役者さんが引き続き・・・と言いたいところだけど
メインキャストのジュリア役ジョヴァンナ・メッゾジョルノだけ降板、ヴィットリア・プッチーニさんに。
引き続き、このカップルがメインですが、
前作では結婚式以外ほとんど出番のなかったカップルもフィーチャリング。

他の役者さんたちは、みなほどよく大人になってて、
リアルタイムでみた人たちは、またそれも面白かったでしょうね。
ひとりだけ、かなり残念な「変身」をした人がいますが、それはみてのお楽しみ(笑)
本人がっていうより、役柄でそうなっちゃったのかなー、残念だなぁ。

あと、その残念な人とカップルになる役の女優さんは、
なんとフランス首相夫人、カーラ・ブルーニの実のお姉さんだって。あんま似てない気がする。
存在すら知らなかったんだけど、映画にもたくさん出てるし、
ベルリン映画祭の審査員したこともあるそうだし、
なにより、幼い頃に一家でフランスに渡ったのは、
家族がテロ組織「赤い旅団」に狙われてたからなんだって!!ほんとかよ。

で。肝心の内容は、10年大人になったけど、相変わらずだなー・・・ながらも、
やはり本作には、それぞれが、それぞれの道を進んでいく清々しさがありました。
とはいえ、「都合の悪い人」が都合良く片づきすぎる気がしないでもないが。
しかし、ステファノ・アッコルシ、なぜシャツがいつも青い?

と、またも短くまとまった感想ですが、
やっぱりいろんな意味で人気作だけあって、スクリーン外でアレコレあったようです。
いわゆるゴシップネタ。お好きな方はどうぞ☆

前作のあと、ステファノ・アッコルシとメッゾジョルノは実生活で長くつきあってたそうで、
結局わかれちゃったそうですが、降板の理由はそのせいではなく、
「ムッチーノ監督は尊敬してるけど、この手の続編にでること、内容にギモンを感じている」のだとか。
監督は、彼女の言い分に一部理解をしめしているものの、
「だったら、おれの作品には二度と出ないって事務所と契約書でもかわせ!」とご立腹。
実際ジュリア役の後釜が決まった時にはもう、撮影がはじまってたそうで。

一時は、今映画祭「初めての大切なもの」の娘(大人)役、
「星の子どもたち」のマリルー役のクラウディア・パンドルフィが代役候補にあがったことも。
うーん、それは違うと思うぞ。
でも、このパンドルフィ。なんとミスコン出身者で、
それでミケーレ・プラチド(俳優でもある「犯罪小説」の監督さん)の目にとまり映画デビュー。
昨年映画祭の、私のいちばんお気に入りだった「コズモナウタ」にもでてたんだ。へー。


で、お約束の主題歌情報。主題歌もゴージャス!

さすが、Jonovatti a.k.a Lorenzo Jovanotti Cherubiniさん。

Jovanottiが歌う同名主題歌(ほんとに同名ばっかりだなw)は、
ダヴィド・ディ・ドナテッロ映画賞の最優秀オリジナル主題歌賞をゲット。
5週連続1位、連続11週トップ10にチャートイン。やっぱりJovanottiじゃけん。
2010年の年間チャートでもシャキーラに続いて2位。つまりイタリア人では最高位。
にしても、イタリア人シャキーラ好きだね。好きそうだけどw

楽曲のよさはもちろん、さらにゴージャスなのは、そのPV
ふつう映画主題歌PVは、歌ってるところと映画のシーンを組み合わせて編集・・だけど、
これは、Jovanottiと一緒にキャスト総出演で
(上のカーラ・ブルーニ姉も、途中で消えた人も、最後に登場するあの人も!)、
映画の特定のシーンとは関係のない、撮り下ろしの一本となってます。
このPVの中の、役のままのみんながとってもいい。必見です。
もちろん、アッコルシは青シャツです☆

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のこり2本、続きはまたね。

イタリア映画祭☆2011 その1

大型連休のお楽しみ、「イタリア映画祭」→HPに今年も行ってきました。

震災や原発事故にも負けず、今年も開催!ではありますが
イタリアからのゲスト(監督や俳優さん)が今年はゼロ。
そのため座談会&サイン会が中止になり、
かわりに過去作品のチャリティ上映会が開かれるなどの一部変更もありましたが、
フタをあけてみれば、毎年どおりの大盛況でありました。
デロンギのエスプレッソマシンの試飲には数回お世話になりました。おいしかった。買えないけど。

そんなわけで、今年もなんとか全12上映作品中、8本を鑑賞。
メモがわりに、感想などまとめてみました。順番はだいたい観た順。

「タイトル」原題(監督名)個人的好みによる★は、5個満点。
→IMDB で、Internet Movie Databaseの該当ページにリンクしてます。

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「われわれは信じていた」 Noi credevamo(Mario Martone) ★★★☆☆ →IMDB

今年はイタリア統一150周年で、イタリア的には記念すべき年です。

この映画はそのイタリア統一をこころざし運動する、無名の青年たちの
友情と苦難、そして挫折の物語。
統一運動のリーダー、ジュゼッペ・マッツィーニ(トニ・セルヴィッロ)は
現在ではイタリア建国の父の一人とも言われているそうですが、銅像が建ったのは100年後とか。
つまり、統一直後には評価されてなかったそうです。
なぜなら、当時から共和制を求めたマッツィーニの他に
王政による統一をめざす人たち(実際にはコレになった)、
とにかく革命だ!暗殺だ!な血気さかんな若者らが求める統一、と
いろいろあったようです。大変ですね。

映画祭初日の演目でもあった本作は、実はその前日、
イタリア文化会館で行われた前夜祭でも上映され、幸い観る機会を得ました。
歴史、とりわけ近代史の疎い私は、つづけて2回みて何とかついて行けました(汗
★が3つなのは、私が歴史わからんのと、長すぎ(ほぼ3時間)のせい。

そんなわけで、とにかく重厚かつヘビーな歴史ものでした。
これから観る機会のある方は、当時の歴史をざっと頭に入れておくことを強くお勧めします。

イタリア統一150周年といえば、すてきなビデオクリップがあります。
映画祭でも本編に先んじて何度か上映されましたが、
文化会館での時は「ビデオクリップで国歌が流れるので、その時は起立するよう」と呼びかけが。
とゆーわけで、起立してみてね!
主題のNata per unireとは「統一するために生まれた(イタリア)」って意味です。

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「はじめての大切なもの」La prima cosa bella (Paolo Virzì)★★★★☆ →IMDB

ガラリ変わって、セクシーで天真爛漫(つーか、ちょっとおバカ?)な若きママの一代記。

主演のミカエラ・ラマゾッティは、同監督の「見わたすかぎり人生」(映画祭2009)でも
セクシーなシングルマザー役ででてましたが、よっぽど監督のお気に入り??
なんと「見わたす〜」の翌年、この監督と結婚してるんですねw
そりゃ、好きなわけだ。

とはいえ、今映画祭でもお馴染みのフランチェスカ・アルキブージ(「ハートの問題」映画祭2010)、プーピ・アヴァーティ監督最新作にも出演と、要チェック女優さんのようですよ。

映画は、イタリア女の根性や気合いを微塵も感じさせず、
男を利用する知恵があるわけでもなく、ただ男性の「好意」をありがたく素直にうけとって生きていく。
そんな、美人だけどオツムだいじょーぶか?(主観です)な、みんなから愛されちゃうママと、
人生翻弄された子どもたち、周りの人たちの、なぜか泣き笑いほのぼのドラマ。
ほんとにヒドイ話なんだけど(で、★マイナス1)、
なぜかそれがエエ話になって、涙さそって〆るのは、監督の力技か。
よーするに、おもしろかったです。

おばあちゃんになった彼女を演じるのは大女優ステファニア・サンドレッリ。
「イタリア式離婚狂想曲」(1961)で、
マルチェロ・マストロヤンニ演じる役が、なんとか妻と離婚して結婚したがった若い娘の役の人。

劇中でも使われ、エンドロールに流れる主題歌は、
実力派の若手女性歌手Malika Ayaneによる、
映画と同名タイトルの「La prima cosa bella」。
これはカバー曲で、元は1970年のNicola Di Bariによるものだそうです。

* * *

「アルデンテな男たち」 Mine Vaganti (Ferzan Ozpetek)★★★★★ →IMDB

今夏にタイトルも「明日のパスタはアルデンテ」と一新して封切公開作品の、ジャパン・プレミア。
原題は「浮遊機雷」という軍事用語でもあるけれど、ようするに
フラフラしてて困ったヤツみたいな使われ方もするようです。
そんな主人公たちのお話。

たいてい本映画祭のタイトルは直訳が多いのですが、本作はすでに一般公開が決まってて
それに合わせてのタイトルネーミングなのでしょう。
主人公んちの家業がパスタ工場だからと思われます。
イタリアでの映画キャッチコピーは「いちばんややこしい愛のカタチ、それは家族」って感じ。

映画祭では、もうお馴染み中のお馴染みみたいな監督ですが、
名前がイタリアっぽくないのは、イスタンブール生まれで
学生時代に映画を勉強しにイタリアに来て、今はイタリア人ってことらしい。
で、この監督の作品では、よくゲイの青年が主人公にでてきますが、
今回も、それです。
ステキなお友だちもいろいろ出てきます。
とはいえ、やはり主題は家族と若者(ゲイ関係ない)の葛藤をひとつひとつ乗り越えてゆく姿。

主題歌は、これこそ懐メロカバー曲っぽいですが、れっきとした新曲。
Nina Zilliという若手女性歌手の出世作となった「50 mila」(50 thousands)が使われてます。
デュエット曲として2009年にブレークしたようですが、映画はソロで歌ってます。
もともとレトロっぽい芸風の方らしい。
ビデオクリップには、劇中シーンもふんだん。

他にも、往年の歌手Patty Pravoの「Pensiero stupendo」(驚くほどの想い、の意)など、
イタリア語版のwikiでは、今映画祭に出品してる作品の中で唯一
サントラ盤だけで新たに1wikiページ出来てるほどの充実ぶり。

* * *

「星の子どもたち」 Figli delle stelle (Lucio Pellegrini)★★★★★ →IMDB

タイトルと同名の「Figli delle stelle」という往年の大ヒット曲
(Alan Sorrenti、1977年に16週連続トップ10にランクイン!)があって、
劇中では、そのレコードをかけてみんなで踊るという印象的なシーンに原曲が、
エンドロールでは、中堅人気女性歌手Irene Grandiによるカバーで同曲が使われています。

先の「はじめての大切なもの La prima cose belle」といい、
イタリア公開2010年作品には、
往年の名曲からタイトルを拝借する作品がいくつかあったようですね。
もちろん、その曲が効果的に劇中でも使われています。

主演のピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、そして
ジュゼッペ・バッティストン。本映画祭ファンならすっかり見慣れた俳優さんたちが、
みんな成りゆきで必死にトンチンカンなことしてて、かなり笑えます。

ファヴィーノはハリウッド作品にもいくつか出ていて、
最近では、トム・ハンクスと競演した「天使と悪魔」のイタリア人刑事役がいちばん有名かな。
今作では、うってかわって、ドタバタ暑苦しい濃いキャラを好演。
こういうはっちゃけた役からシリアスクールな役まで、本当に芸幅がひろい。
バッティストンも、芸幅はもちろん、本体の幅が確実に広がっているような。
私はイタリアの渡辺徹と勝手に命名しています。似てない?

劇中では、誘拐された人が、遺言がわりに書いた手紙を
息子に渡してくれ、とお馬鹿な誘拐犯たち(上述の人々)に託すのですが、
そこでは、ルイジ・テンコという、40年前に27歳の若さで自ら命を絶ってしまったけれど
今なおイタリアの音楽界にくっきりと存在しているシンガーソングライターの
「Ragazzo mio」(息子よ)という歌の歌詞がそのまま使われています。
ルイジ・テンコについて、またどんな歌詞か日本語訳を
Piccola RADIO-ITALIAのYoshio Antonioさんが紹介してくれています。

今年は、ツイートでも今映画祭についてのつぶやきが多く、
また #italia_eigasai というハッシュタグもあったりしたのですが、
本作と「はじめての大切なもの」が楽しかった!という方が多いような。たしかにね。

* * *

というわけで、長くなってきたので、後半4本はまたこんど!
(つづく)

個展も近いけど、オペラを楽しむ

サンタンジェロ城からバチカンを望む
 来月に個展をひかえ作品もまだまだそろってないけど、今日はローマ歌劇場オペラ「トスカ」をみた。そういえば一昨年の個展の時も、ひと月前のあわただしいなか京都奈良の見仏旅行を満喫したものである。最後のうろたえた個展準備にいい精神を注入できていいものだ。
 
 写真は「トスカ」の第3幕の舞台であるローマはサンタンジェロ城からバチカンのサンピエトロ寺院をのぞんだところ。3年前の旅行アルバムから引っぱり出してきました。すこし敷居が高く思えるオペラ、しかも「トスカ」といえば、聞き所のアリアをのぞけば「動物のお医者さん」でハムテルのお母さんが演じて、最後にお母さんに続いてエキストラのハムテルたちもみんな身投げちゃうやつ・・という知識がメインの私(おいおい)であったけど、せっかくなので図書館でCDを借りて予習をしていった。CDはマリア・カラスのもので名盤といわれるものだけれど、舞台の「トスカ」は本当に素晴らしかった。まさにご本家(物語の舞台はもちろん、初演をしたのがこの歌劇場とのこと)による上演であったわけだし、予想をこえて素晴らしかった。
 
 ラストシーンで「動物のお医者さん」オチを思い出したらどうしよう・・などと、スター・ウォーズ・エピソード3のアナキン・スカイウォーカーとしてのラストシーンでモンティ・パイソンのブラックナイトを思い出してしまって「これはパイソンネタ?ほんのかすり傷さ!って言うのか?」と思ったもののマジ見してる観客を見回し、ひとり笑いをかみ殺したことのある私には気になるところであったけど、まったくの杞憂。さむいぼでるほど聞き惚れて、手のひらがかゆくなるほど拍手して帰ってきた。会場では、制作スタッフのかたによる「パイログラフィー(焼き絵)」によるプッチーニ、ヴェルディの見事な肖像画の展示もあり、オペラの夜に華をそえた。

 とにかく、ラストシーンの舞台がこのように今もって現存するところで(第1幕、第2幕の舞台も)、観光客も立ち入りOK。その時は気づかなかったけど、きっと「ここでトスカが・・」と感慨にふけってるオペラファンの観光客もたくさんいたことでしょう。たぶん次回は自分もその予定だけど(笑)。今日は千秋楽のようで、終幕の挨拶も舞台内容とはうってかわってとてもフレンドリーな感じでよかった。

 そんなわけで、ちょっと途中ですがウェブサイトも月がかわって新しい作品のせました。今月来月と個展強化月間でいきたい(予定)とおもいます。

Viva Azzurri イタリア優勝記念!?イタリア旅行・最終回(再びVenezia)

だらだらと春先のイタリア旅行の記憶を書いているうちにとっくに梅雨になってるし7月になってるし、ワールドカップはイタリアが優勝して幕を閉じていました。Viva Azzurri! イタリア人の友人数人にお祝いのメールをしたら、ふだんのメールからは想像もつかないハイテンションな歓喜のお返事メールに、こちらがびっくりするほど。フランスに長く暮らすイタリア人女性へはどういう文面がよいのか考えてまだメールしてないけど。うーむ。
サッカーには興味がなかったのだけど、やはりイタリアが勝ってるとなると見ないわけにはいかず、俄ファンなりに楽しめました。

ヴェネチアの郵便局さて、旅行。ベネチアからフィレンツェにゆき、またVeneziaにもどってきました。今回の旅は、Veneziaの友人宅を発着ベースに、Bologna、Venezia、Firenzeと回ってまたヴェネツィアにもどってきたのでした。写真のここはどこ?な感じですが、れっきとした郵便局。観光客ならいかずにはいられないリアルト橋のすぐ裏にあるのだけれど、入り口も「ここほんとに郵便局??」と思うようなかんじで、中に入ってもごらんのとおり??しかしよく見ると、ちゃんとPoste Italiane の黄色いCIカラーが輝く窓口がならんでいます。例によって記念切手をさがしにいって、親切な係の人によりいくつか切手をゲットしました。ベネチアは街ごと迷路のような感じがして、わりと方向感覚があるはずの私ながら、大幅な方向音痴になるけれど、建物の中にはいると、こんなにゆったりスペースがあったりするんですね。

グッケンハイム美術館ヴェネツィアの観光スポットの一つ、ペギー・グッゲンハイム美術館。美術館グッズをあつかうお土産屋さんは外からも自由にはいれるので、最初はイタリアチームのユニフォームを模したまさにazzuroカラーの美術館Tシャツを買ったりしていただけなのだけど、旅も押し迫って、やっぱり展覧会もみることに。この美術館の大運河に面したテラスは私のお気に入りのスペースながら、最初はパスしようとおもっていた展覧会だけれど、見てみたら案外おもしろかった。ヴェネツィア・ビエンナーレに参加する歴代アーティストたちを撮影した写真展。制作してるところ、関係者と談笑しているところなど、いわばメイキング(dietro le quinte=舞台裏)。いい意味で当時のアーティストも鑑賞者もすごくスノッブで一般人とは違う雰囲気を醸し出していました。展覧会と言えば、ひとつ残念だったのが、イタリアを発つ翌週から、Arpの大きい展覧会がコレール美術館であったこと。日本でも春頃だか展覧会があったみたいだけど、見そびれて残念。

イタリアの選挙すっかり長い時間をかけて、この「旅の思い出」を綴っているのだけれど、いつ旅行をしたのかといえば、3月後半におこなった伊東屋での展覧会の終盤をさぼって旅立ち、4月の2週目の日曜日にあるイタリア総選挙の前に帰ってくる旅行だったのでした。そんなわけで、街中選挙ポスターだらけ。テレビも政治討論みたいなものが多かった。投票の仕方が日本とはちがうらしく、選ぶ政党に×をつけるのが「一票」になるそうで、ポスターには政党マークの上に大きくバッテンが書いてあったりするけど、それは決してイタズラではなく「そうしてください」という意味。でもやっぱり不思議な感じ。結果はごらんのとおり、ベルルスコーニがその座を去ることに。

この最後のヴェネツィア滞在中はお土産を買ったり(といっても、スーパーでへんなもの探しとかだけど)、いそいで美術館をまわったり、あとは泊めてもらった友人宅でのんびりおしゃべりしたり、ネコさんと遊んだり、写真にとるものはそんなになかった。といいつつ写真は全部で800枚ぐらい撮っていたけど・・。でも、普段は美術館メインなど「見学」メインの旅が多かったけれど、今回は友人宅を2軒ハシゴしたのもあり、いろんな人にあったり、人的交流がおおい旅で、私にとってはとても新鮮だった。そして今まではずっとローマ発着だったのだけど、今回初めてのVenezia発着。ローマやミラノよりは小さいからかえって時間取られずに便利だよ、という友人の話はほんとうで、ミラノーヴェネツィア間が飛行機にのるには至近距離ゆえに、すごくちっこい飛行機でちょっとびびったのを除けば(実際、なにもコワイことは起きなかった)とても快適なチョイスだった。

アリタリアの操縦室に?この写真は、最後にVeneziaを雨の降るなか発ち、ミラノで下りる時に、おおらかにオープンになっていた操縦室を見た時のもの。・・・水枕??いや、あっためるのにも使うけど。なぜ、しかもこんなカワイイ水色のお魚さんの水枕がここに・・・。とっさに思わず写真にとったものの、トリミングしてない写真には「なに写真にとってるんじゃ!」と言わんばかりのイタリア人機長の怪訝な顔が写っていた。撮影した時は「なんじゃこりゃ(笑)」の思いでシャッターを切るので、その視線に気づかずにいたのだけど。でも私がみるからに日本人女性でなく、強面の某国人風だったら、案外捕まってたのかもしれない??

そんなわけで、すでに帰国して3ヶ月もたっているのだけど、今にしておもえば、なにかサッカーのものでも勝っておけばよかったよ・・と思うのであった。ドルガバのACミラン写真集とか(笑)。でも、まだクロスワードパズル雑誌が残ってるし、夏期講座もあるし、がんばってイタリア語学習に磨きをかけ、次回の旅行にいかしたい・・と思うのでした。

イタリア旅行・お買い物篇

 とっくに遠い思い出となりつつあるイタリア旅行を綴って終盤へ。その前にちょっと寄り道して、旅行と言えばお買い物も楽しみの一つということで、イタリアで買ってきたものをちょっとみせびらかしてやるー!という企画です。ブランドなどへの興味もお金もないので、もっぱらチープなものばかり・・。18ユーロの子供向けのヴェネツィア・ガイドブックがこの中の最高額。でも今回の旅はユーロが高くて悲しかった・・。

イタリアの雑誌 まずは雑誌類です。書籍はネットで買える時代となったけど雑誌はそうはいかない。お料理雑誌などはまだ入手可能なものもあるけど、船便でまるっきり季節はずれなうえ衝撃的に高くなってしまう。ちなみに、日本では書店に雑誌コーナーつきものだけど、イタリアでは雑誌は本屋さんにはまずおいてません。本屋さんは書籍のみ、雑誌は新聞などと一緒に路上のスタンド(キオスク)で売ってるのです。なんででしょうね。

 私が好きなのはパズル雑誌。イタリアもすっかりSUDOKU大ブームとなっていて、お気に入りのナンクロ雑誌をさがすのに苦労した。クロスワードパズルはヒントがイタリア限定ネタだと結局お手上げとなってしまうけど、でもボキャブラリー増強を夢見て一応買う。イタリア語教室仲間へのお土産もだいたいこの手の雑誌を選ぶことがおおい。ふだん手に入らないもので、遊びながら勉強にもなって、しかも買う側としては安いし帰りの空港の売店で買えるので手間がかからない、というみんなハッピーな一品だ。
 
 一番上の写真は、左上から時計回りに、
GENTE(Peopleの意) 
芸能ゴシップ&ニュース雑誌。滞在中、イタリアは総選挙直前で関連ニュースがおおかったのだけど、それよりも乳児殺害事件の犯人が検挙され国民総エモーショナル状態に騒いでいた。その特集が載ってたので。
Sorrisi e Canzioni TV(Smiles and Songs TV)
こちらも私にとってはマストバイのテレビ番組雑誌。外国のテレビってわからないなりに、やっぱりおもしろいもの。番組だけじゃなく映画やちょっとしたニュース記事ものっていて、しかも今回はアメリカの青春ドラマOCのDVDがついていた。見てないけど。
GRAZIA(優雅という意味)
ファッション女性週刊誌、ファッション、コスメ、占い、はお約束だけど、社会問題も割と取り上げている。これに限らずイタリアの女性誌は、付録がすごくって、バッグ、アクセサリー、ショール、服、よくもこんなかさばるものを!っていうぐらい付けてくる。違う雑誌を2冊抱き合わせて販売してるのもよく見かける。
SALE&PEPE(Salt & Pepper)
お料理雑誌。お料理の写真がきれい。どれもすんごくおいしそーだけど、作らないで見るだけ。たまにサルにでも作れそうなものだけ作ってみるけど、なんか違うものになる。あとは、前述のパズル雑誌いろいろ。

イタリアのスーパーマーケット 外国のテレビもおもしろいけど、外国のスーパーマーケットってほんとに楽しいですね!イタリアは個人商店の存在がまだまだ大きいけれど、それなりに大型スーパーもあります。たいていどーでもいいものを買って荷物がかさばって後悔するのだけど、やっぱりそれも楽しい。

 写真左側は、日本でもおなじみのNIVEAシリーズ。でも日本よりはるかに商品展開がひろい。バスフォーム、リンスインシャンプー、白いボトルは、お気に入りの「疲れた足」用のミント入り乳液。とっても気持ちいい。はじっこはDoveのデオドラント。

 写真右側は、イカスミリゾット(手前)とエビのリゾット。お鍋に水と一緒に入れて、15分ぐらいぐつぐつ煮ると、(私が自分で作るよりははるかに)美味しいリゾットのできあがり。このへんのは輸入食品屋さんなどで、似たようなのはけっこう見かけますね。

イタリアのお土産 なんだかしょーもないもんばっかり買ってるようだけど、最後は(比較的)ちゃんとしたもの。左の中世っぽい船のイラストがはいった布の手提げとボトルは、なんとヴェネツィア刑務所作業製品!ニポポじゃないよ。なかなか面白いデザインの手提げやTシャツもあるよ、と友人に教わってさっそく買いにいった。男性受刑者がこれらの製品を、女性受刑者は石鹸やら基礎化粧品を作っているそう。ボトルはタイムとミントのハーブ入り全身シャンブー。すっごくいい香り。品質のよさには定評があるそうで、販売所のおばさん(もちろん受刑者ではない)もおすすめ。
 
 さらに時計回りに、ベネチアのモザイクをモチーフにした表紙の小さなスケッチブック。中の紙はFabriano。赤いのはイタリアの大手出版社でもあり書店やレコードのチェーン店も持つFeltrinelliの50周年記念トートバッグ。読書や音楽にまつわる各界著名人の言葉が引用されている。それから、どこもかしこもお昼休みで閉まっていたフェラーラで買ったアゴタ・クリストフの自伝(すでに邦訳もあり「文盲」白水社刊)。過酷な半生の物語ながら、常にユーモラスでなにより彼女の文学に対する熱情がぐっときます。

 つづいて、これがこのページの中で一番高い買い物(笑)、子供向けのガイドブック「VIVA VENEZIA」。これを読めば君もヴェネツィア博士だ!と言ってもいいぐらい、文化、慣習、歴史などかわいいイラストと平易な言葉で丁寧に解説。ところでガイド本と言えば、実用的な情報を得るなら「歩き方」など国産に敵うものはないけれど、ナショナルジオグラフィックが出してる「ヴェネツィア」はマイナー(?)な地域までカバーしていて歴史や文化の説明も詳しくなかなか良かった。

 手前は、友人が紹介してくれたヴェネツィアをベースに活動するフランス人とスイス人ユニットの絵本。中身(じゃばら式)はちょっと仕掛け付の普通の印刷で、カバーは自分たちでリノカット版で制作している。とってもラブリー。

  *    *     *

 あとは荷物が重くなる恐怖におびえつつ画材をいくつか買った。フィレンツェの老舗画材店特製の銅版画インクほか、普段使ってるものもフランス製だったりするので日本で買うよりは安い。でもユーロがもう少し安ければほんとにお買い得だったのに!インクや紙はアメリカの画材店から個人輸入して安く買ってはいるのだけど、なんか買いたくなってしまう。

 懐具合や荷物の重さが気になって慎重に買い物をしているつもりなので、帰ってくると「あれ?これしか買ってない」と思うことが多い。逆に「なんでこんなもの買ったんだろう?」なんてこともあるけど。やっぱりパズル雑誌もう少し買っておけばよかったな。

 ユーロ高すぎだったけど、帰ってきたらクレジットの精算額が予想より1ユーロにつき3円ぐらい安かったのでうれしかった(せこい)。

イタリア旅行・その5(Firenze)

イタリア旅行も後半にはいりフィレンツェに足を伸ばすことにした。これまでの旅行でトータルすると一ヶ月半ほど滞在してるので、私なりに「勝手知ったる」愛着のある街だ。もちろんまだまだ見てない美術館などもあるし、本屋さんもたくさんあるし、やっぱりここははずせない。


ネイビーさんの天気予報 今回の旅行は最終日に雨に降られた以外、そこそこ天気には恵まれた。春先は日本同様暑かったり寒かったり日によってまちまちなので、天気予報チェックはかかせない。イタリアでは天気予報は海軍の管轄らしく、写真のようにお天気お姉さんならぬ、軍服に身を包んだお天気おじさんが登場する。テレビといえば、わたしはふだんからテレビを見るのが(つけておくのが)好きなのだけど、もちろん旅先でみるテレビ番組も大好きだ。イタリアに着いたらまずテレビ番組雑誌を買うほどである。
モンタルバーノ警部これはAndrea Camilleriのベストセラー小説(一部邦訳あり)「Il Commissario Montalbanoモンタルバーノ警部」をドラマ化した一幕。火曜夜9時。主演のLuca Zingarettiは今年のイタリア映画祭「I Giorni Abbandonati 哀しみの日々」の困った旦那役なのでご存じの方もいるのでは。でもこっちのドラマの方が若々しく断然よいです。シチリアを舞台にした、はみだし刑事情熱系とはぐれ刑事純情派を足して2で割って(このたとえでいいのか不明。笑)南イタリアの美しさを注ぎ込んだようなドラマです。

イタリアの切手旅といえば記念切手を買うのも楽しみのひとつだ。切手収集家向けのFilateliaコーナー係の人は私の経験上、切手好きそうな人であることが多い。実にうれしそうに記念切手の数々をみせてくれるのだ。今回のチャンピ市場ちかくの郵便局の人はその最たるもの。シート買いしない半端な切手ファンの私に「切り取り方(横並びとか縦並びとか)に好みがあるだろうから」自分で必要数切り取らせてくれるし、「これなんかきれいだよね・・」と見入ってしまって商売そっちのけなのだ。アートものが欲しいという私のリクエストに適切な切手を勧めてくれて、おかげで楽しいコレクションが増えた。写真は、先のオリンピックのマスコット、フィリッポ・リッピやフラ・アンジェリコの「受胎告知」、ヨハネ・パウロ2世、あときれいなご当地ものシリーズなど。

しかし、たまには大ハズレがあって、おなじFirenzeでも中央郵便局のおっさんは対応からしてやなかんじ全開な上10セント(15円くらいだけど!)多く取る。切手には当然額面も書いてあるから言われるままの値段をはらって領収書ももらわずに立ち去った自分もうっかりものだけど、感じの悪さに腹が立ちダメもとで窓口に戻りクレームつける。「2ユーロ50セントっていうから払ったけど、これ2ユーロ40セントじゃん!」「そうだよ」「余分に言うから、言われるまま払っちゃったじゃないよ!!」・・・・しらねーよ、と言われればそれまでなのは承知のうえだったのだが、あっさり10セント返してくれた(ラッキー!)。たとえ15円でも不本意にはらう金はないのだ。

さらに切手でFirenzeといえば、ウフィツィ美術館内の郵便局出張所が穴場だ。アートものの品揃えは一般郵便局にはかなわない・・はずだったが、美術館に入場するだけで数時間待ちの長蛇の列。こちらもダメもとで入場整理のお兄ちゃんに頼むと「ぜったい展示室にはいらないこと」と出口そばの出張所(入口のすぐ裏なのだ)だけ行けるように割り込みで入れてくれた・・のに、お兄ちゃんの好意空しく窓口はしまっていたのだ。

サンタ・クローチェ教会の天使ちゃん旅行記のBologna編でも書いたように、今回は美術館鑑賞がなにかとついてなかった。閉館時間が早まってしまっていたり、学校旅行の団体に占拠されてたり、工事中だったり。Santa Croce教会も、マイ・フェイバリットGiottoの作品の手前が鉄パイプの巨大な足場がくみ上がっていたのだ。幸い奥の付属美術館はいつもどおり。フィレンツェ大洪水(映画「Il Meglio Gioventu' 輝ける青春」の一場面にもありましたね)の傷跡も痛々しいチマブーエの十字架やこの天使ちゃんたちがいるところは、ひとけもなく静か。

バルジェッロ美術館美術館受難の唯一の慰めは「芸術週間」のため無料開放しているところがおおかったことだ。国立バルジェッロ美術館もそのひとつ。ここは比較的超有名な作品がないのでたいてい空いてるけど、ミケランジェロのブルータス像、ドナテッロの聖ジョルジュ像など、石膏デッサンでおなじみのオリジナルがあるので美大受験生だった人たちには感慨深い。でも、ここに限らずだんだん写真撮影禁止の美術館が増えてきた。以前はフラッシュをたかなけば撮り放題だったのに。そんなわけで窓から外の景色を一枚。

キメーラ キマイラ美術館受難で一番ショックだったのは、この国立考古学博物館だ。ここと画材屋のZecchi目当てで今回フィレンツェに来たと行っても言い過ぎではない。目当てのエトルリアの展示がぜんぶ閉鎖中だった。すごく悲しかった。ちなみにこのヘンテコな動物はChimeraと言います。エトルリア時代のものでこの美術館の「顔」でもある。私の作品にも「Chimera」というタイトルのがあってキメラってなんですか?と聞かれるけど、コレですよ。キメラ、キマイラとも言います。ジーニアス英和辞典だと「(ギリシャ神話)頭はライオン、胴はヤギ、尾はヘビの火を吐く怪獣。または(奇怪な)幻想、実現しそうもない考え」とある。ちなみに私の作品はこの後者の意味がたぶんに多い。一方、小学館伊和辞典は「頭と胴体がライオンで背中に山羊の頭がついており、蛇の尾をもつ怪獣」と、まさにこの像のことを記述したようです。

「どこもかしこもお子様がいっぱいで悲しかった」という文に、悲しげなカルメラさんとバンビーナのイラストをそえた絵はがきを自分宛に投函したFirenze滞在だったけど、本屋さんめぐりはかなり充実。本については別に記事を立てたいと思います。たくさん買い込んだのに読み切ったのはまだ1冊だ!(笑)。

まだつづく☆

イタリア旅行・その4(Venezia part 1)

今回のイタリア旅行の前半のメインイヴェント(のはずだった)「Fiera dei libri per ragazzi ボローニャ国際児童図書見本市」をさくっと消化し、いよいよ観光モード、Veneziaにもどる。最近すっかり物価が高くなったイタリア、しかも成田空港の両替所で気が遠くなりかけたほどのユーロ高、加えてVeneziaはとりわけ物価が高い街、そんな三重苦をのりこえVeneziaを満喫出来たのは現地在住のお友達のおかげ以外のなにものでもない。今回ふたりの友人宅にお世話になったけど、宿代が浮いたのはもちろんすごくありがたかったし、何よりホテルでは味わえない生活感をかいま見ることが出来たし、久しぶりに会う友達との再会も、そして異国の地を「自分の生きるべき場所」として選んだ人たちの芯の強さや寛容さも、とても通りすがりの観光客では味わえないものでした。

眠りねこちゃん なーんて、ちょっと酔っぱらいながら書いてるので書き出しかっこつけてしまった。そんなわけで、Venezia。イタリア初日に泊めてもらったYさん宅から、今度はMさん宅へおじゃまする。半年ぶりの再会となる彼女もイタリア語教室のクラスメイト。半年のVenezia滞在をもうすぐ締めくくろうという慌ただしいところへ図々しくお世話になった。せめて私にできることといえば冷蔵庫の在庫を食べ尽くすぐらいだ。そんなわけで着くなりぱくぱく食べる(笑)。翌日はDorsoduroあたりから街歩きをはじめる。いきなり「ねこ小屋」発見!

眠りねこちゃん拡大 サンマルコ広場の対岸にみえるSaluteから歩き始めて、今は美術学校になってる元梅毒病院をとおってZattereという海に面した遊歩道に行く途中の裏路地(ってVeneziaは裏路地ばっかりだけど)で、ねこさんハウスを発見。ちかづいて覗いてみると、まんまるになったねこさんがすぴすぴと寝ていた。かわいすぎ。


universo これまでもVeneziaに来たことは何度かあるけど、たいていビエンナーレ会場をうろついていて、あまり街歩きらしいことをしていなかった。あてもなく半分迷子になりながら歩いたり、Mさんが知人友人を紹介してくれたり、ふだんの私のイタリア旅行(美術館と教会みて、ホテルで切り売りピザ食べながらテレビ見る)とはかなり違ったものになった。とりわけ、Mさん知人が主宰する美術アトリエで活動する絵本作家ユニット、スイス人のフローレンスとフランス人のピエールと話をする機会がもてたのは貴重な体験だった。しかも、彼らの本をみせてもらっていたら、そのうちの一冊(写真)は、私が前から持っている本だったのだ。Che piccolo mondo!(世界はせまい!)。

やっぱりエスプレッソ!! イタリアでcaffe'(コーヒー)といえば、それはエスプレッソのことである。おいしいのは分かってるけどやっぱり濃すぎるような先入観があって、あまり飲んでこなかったのだが、今回の旅では「お砂糖を集める」というミッションがあり、なんとなくbar(バール)に通っているうちに、すっかりはまってしまった。ちなみにミッションとは、イタリア語クラスメイトのN嬢が「旅先のお砂糖袋あつめ」が趣味で「よかったら、もらってきて」と頼まれていたのだ。でもカバンの中でもし袋破けたりしたら困るじゃん・・と言うと「ジプロック持ち歩けばいいんだよ」ということで、素直に今回ずっとジプロックをカバンに忍ばせ、行く先々でコーヒーを飲んでは(べつにカプチーノとかでもよかったんだけど)、お砂糖をこっそりちょうだいし続けた。そんなうちにすっかりEspresso大好きになってしまって、帰ってから放置していたMoca(直火式のエスプレッソメーカー)をひっぱりだし、イタリアのバールの味には到底かなわないものの毎日たのしんでいる。この写真はMさんのアパート近くのバールでのもの。おいしそーでしょ。

farcola 今回の旅は、Mさんアパートにお邪魔したりしつつも、ベースキャンプのYさん宅に、荷物を置いたりしに度々おじゃました。おかげで重いトランクを置きっぱなしにして(その間、トランクはねこのタマちゃんのおもちゃとなる)いつも身軽に旅をすることができた。しかも、イタリア人の主人が漕ぐマイカーならぬマイ船で、グランカナーレ(大運河)から裏通りの水路まで船の散策を楽しませてもらった。写真はまるで、サンマルコ広場の時計塔と大運河をバックに撮影した現代彫刻のようだけど、この美しい形の木はFarcolaといって、船(ゴンドラも)を漕ぐオールをを支えるれっきとした船のパーツなのだ。漕ぎ手によってその形は微妙に異なるそうで、これはそのご主人がYさんが漕ぐ(彼女も船漕ぐのだ!)ために木材から選んで一木から彫って作ったもの。美しくないわけがないのだ。

 Veneziaの街には車は入れないので、船が街のひとの足になっている。バス代わりのヴァポレットはもちろん、消防車も救急車もパトカーもみんな船。もちろんこれらの船は手漕ぎでなくモーターボートで、ヴェネツィア市民の平和を守るべくすんごいスピードで走りぬけて、その勢いの波をもろにうけるまわりの小さな船や観光客を乗せたゴンドラをプチタイタニック状態にさせたりする。

 そんなこんなで、ひと味違うVeneziaをかいま見たあと、ちょこっとFirenzeに足を伸ばすことにした。

つづく☆

イタリア旅行・その3(Ferrara)

時の経過と共にかなり記憶も曖昧になってきた(?)イタリア旅行記。今日アップしているFerraraの街を訪れたのはちょうど丸一ヶ月前のことでした。

ピンパ@ホテル先述の児童書フェアのためBolognaに滞在しようとおもったものの市内のホテルがとれず、友人らのすすめもあり近くのFerraraに泊まったのでした。交通の便だけでなく、Ferraraはなんでも昨年の「イタリア人が住みたいイタリアの街No.1」というデータもあるそうで、とにかく評判がよい。そんなわけで街中も歩いてみることにした。写真は前日にボローニャの児童書専門店で買った「ピンパ」ちゃん(幼児用アニメ、NHKのイタリア語講座などでもおなじみ)をホテルの窓から撮ってみた。

顔っぽい まずは駅前のホテルをチェックアウトし荷物だけ預かってもらい、夕方Veneziaに立つために駅で時刻表をチェックしてから、市中心部への閑静な道をあるく。途中で画材屋さんを見つけ、シャルボネのハードグランドが日本に比べるととっても安いので買っておく。つづいて郵便局へいって、前日に買い込んでしまった書籍を自宅へ送る作業。日本のように番号札をひくと、どの窓口でも郵便、貯金などフレキシブルに受け付け、イタリアにしてはかなりシステマチックになったとおもいつつ、でもやはり小一時間かかる。そんなこんなで昼前に市の中心であるエステンセ城へ到着。ベースは中世の薫りがのこる堅牢無骨なお城である。地下牢なんかは空気がよどんでて見学中も息止めていたい気持ちになるけれど、上層はルネサンスなかんじ。ルクレツィア・ボルジアなんかがでてくる歴史読み物などでおさらいしないといけないな。

おいしそうなお菓子 そして案の定ここでも、学校旅行の団体に遭遇し、マクドナルドを占拠し、ジェラートを買い、いたるところの地べたにすわりこんでいて、お昼ごはんは貧乏学生並にささっと安価な軽食で済ませたい私にとって大いに脅威なのであった。結局バール(店内までは子供は入ってこない)で、パスティ(パイ生地のなかに挽肉、タマネギ、クリームソースなどがはいったご当地軽食)とエスプレッソを立ち食みカウンターで昼食にする。

カテドラル さて、ほかの大聖堂(カテドラル)や美術館とかみてまわるかな・・と思ったのだが、すでに2時近い。大都市では少なくなってきたが、ここFerraraではBenettonなどのような大型チェーン店までしっかり「お昼休み」にはいる。街中が静まりかえってしまった(お子様ら除く)。観光案内所もしまっている。そしてしばしうろうろして、私は市内の見所がすべて1時頃までしか開いていないことを知ったのであった。

 唯一開いていた大型チェーンの書店Mel Bookstoreが開いていたのでしばし店内うろうろする。他にやることがないのだ。こんなことなら午後一でさっさと駅に戻って近郊のモザイクが超スーパドゥーパ素晴らしいRavennaに向かえば良かった。でもそれにはもう遅い。そんなことをおもいつつ店内でAgota Kristofの新作(といってもすでに日本語訳もでてる)を見つけたので購入。広場にもどってジェラート買って市庁舎広場の階段に腰掛け本を読み始めた。こうなったらわざわざ海外にいって無駄に時間を過ごす、という日本人にはなかなか出来ないことをするしかない。

チャリの街フェラーラ そんなわけで観光としてはちょっと残念なFerrara滞在であったけれど、推薦した友人等のいうとおり、住み心地がよさそうというか勝手なイメージで言うと東横線とか田園都市線沿線のちょっと品の良い住宅地という感じだ。町のマダムたちの装いもちょっと派手ながらとてもエレガントである。そして異常なまでに(?)自転車乗車率が高い。少なくとも歩いてる人より自転車乗ってる人の方が多い感じ。チェントロ・ストーリコ(市内中心は歴史的に保護されてるので)である以上、ふつーの建物も数百年ものである。いたるところに写真にあるような「自転車を立てかけないで」という告知がありました。

 市内中心から駅までは歩ける距離だけど、何も見ない割にはうろうろして(何も見ない割に写真も100枚以上とってるし)足が疲れてしまったのでバスに乗る。バスの切符をかうため停留所ちかくの雑貨店にはいり、ついでに典型的観光地なポストカードを一枚買う。駅のバールでコーヒーを飲んで一息いれつつ、先ほどの絵はがきに短いメッセージをそえて自分に当てて投函(訪問先で必ずやるのだ)。Ferraraの消印付ポストカードは私が日本に帰るより先に日本に無事ついた。せめてもの滞在の証である。そしてまたVeneziaにもどったのでした。

つづく☆

イタリア旅行・その2(Bologna後半)

 ボローニャ2日目。といっても泊まっているのはFerrara(電車で30分ぐらいのとこ)である。ホテルで朝ご飯をとって、高校生とおぼしき学校旅行らしき団体さんと同宿してることに気づく。どうやらイタリアでは学校旅行シーズンらしく、この旅行の間いく先々で学校旅行大集団に遭遇することをまだ知らずに、もぐもぐ朝からよく食べる私であった。

ボローニャ・ポッジ宮博物館 まずはBologna市内で午前中しか開いてない美術館巡りをすることに。アナトミア博物館を探していったら、そこは普通のボローニャ大学の医学部みたいなところの一室で、院生らしき人がガイドを申し出てくれたが専門用語がわかるはずもなく、ご厚意は辞退する。FirenzeのLa Specolaのような美的な解剖模型を期待していったので、けっこう朝からどんよりしつつも絵はがきなどは買ってみる。別の院生らしき人がポッジ宮博物館には、けっこう美的な模型もあるよ、と住所を教えてくれたのでそっちにいってみることに。

 ポッジ宮博物館に展示してあるのは自然科学系のものがおおい。大学としては最古の部類に入るボローニャ大学でこんな模型を使って講義してたのだろうかと想像したくなるような、本当にうつくしく精細な模型がたくさんあった。ほかにも昔の学術書の図解に使われていたような小口木版の版木がたくさん。展示棚の上に無造作に(?)ワニの剥製がいたり、圧巻なのは、子宮内の胎児の模型はほんとうに膨大な数があって、ヘソの緒が巻き付いてしまってる子や双子ちゃん、妊娠してる人がみたらさぞ気が重くなりそうないろんな子宮の模型が大量に展示されている。


ピアディーナ屋さん  再びボローニャ児童書フェアに向かおうとバス停へ。このかわいい壁画はピアディーナ屋さんのもの。ピアディーナとはこのエミリア地方特有のパンのようなものというか、ピザの生地だけみたいに薄くて丸い。チーズやハムをはさんでサンドイッチにしたり、ぐるぐる巻き込んでロールサンドみたいにしてよく売っている。


ボローニャ児童書フェア 児童書フェア内のイラストレーターズ・カフェというポイントでは、ちょうど絵本原画コンペの講評と表彰式をしていた。とにかく日本からの参加者が多い。掲示板にはたくさんのイラストレーターの売り込みの名刺・フライヤー・資料などが貼り出されている。カルメラさんも片隅にこっそりと参加・・・。近くをうろついていてイタリア人イラストレーターと知り合う。今月末に日本に旅行に来るそうで、私の連絡先にある「日本」の住所に反応したらしい。日本で会おうね、ということに。彼女いわく、とにかく売り込みしたとしても「その後」をつづけないとだめよ、とのこと。うむうむ。そんなわけで再び市内へ。

ボローニャ・ふたつの塔 夕方6時ぐらいまで開いているはずの考古学博物館と、ジョルジュ・モランディの美術館が目当てでもどってきたのだが、どちらも最近時間をかえたらしく3時で閉館していた。すっごく残念。イタリアはとにかく美術館などの閉館時間が早く(1時でしまるところも少なくない)、また急に時間がかわることもしばしば。観光地などでは夜遅くまで開くところも増えてきたが、久々にイタリア式にやられた、と思ってあきらめる。そばの市の施設に無料ネットコーナーがあり、ひとまずたまったメールに返事などしてから、あてもなく街歩き。この2つの塔のそばに大きな本屋さんをみつけたので、はいってみた。

こどもの本屋さん学生街だけあって、この街の規模からしたら本屋の数、規模がとてもおおい。Feltrinelli,Mel bookstoreなど古参新参の大型書店のみならず新古書店、風情ある佇まいの老舗風書店などたくさん。写真は、市内中心部にある児童書専門店。さきほどのフェアの人がそのまま移動してきたような(?)混雑ぶりだった。絵本をいくつかと、子供用の辞書を買う。

荷物もいっぱいになってきたし、一日中あるいて足もつかれてきた。Ferrara行きの電車にのりそびれて後続の鈍行電車にのったら、1時間近くかかってしまった。となりの4人がけ席では、どうみても見ず知らずの他人同士のマダム二人なのだが「うちの子ったらこうなのよぅー」みたいな話(一部想像)をえんえんしている。駅につくのが遅くなり、ホテルのレストランで(高校生団体の喧噪の片隅で)生ハムとルッコラの前菜(それだけでおなかいっぱいになりそうな量)とパスタたべて、ワイン飲んで、お風呂はいってテレビ見て寝る。

つづく☆


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