戦争といえば・・
もうすぐ終戦記念日なので、
ちまたでは戦争関連番組やら、「謝罪」やらが、あふれてる模様。
それなりに親類を東京大空襲で失っている家なので、
無関心ではないながら、昔聞かされた怖い思い出があるので、
戦争番組などはほとんどみません。
「戦争」がついて好んでみてるのは、「STAR WARS」ぐらいかも。
とはいえ、ふと10年近く前に、自分のHPで
親族限定公開していた小ネタを思い出したので、今回はじめて一部公開☆
主人公は、私の母「テコ」の父、貞治(王貞治とちがって、テイジと読む)です。
そんなわけで、ご近所からお餞別をいただき、
玉砕覚悟で戦地(どこかは知らない)に赴くべく、
送り出されたテイジであったが・・・・
なぜか、その日の夜に、こっそり 帰ってきたそうです。
なんでも、当時テイジがつとめていた某造船会社は、
そのころいわゆる軍事機器メーカーみたいなことをしていたようで、
腕の良い職人だったテイジは(まあ、親族の話なんで、適当に差し引いてください。笑)
魚雷を作るために欠かせない人材だとして、
戦地にいかず、呼び戻されたのだとか。
・・っていうか、だったら、最初から出兵しなきゃいいじゃん?
餞別までもらっておいてさ。
その後、餞別をくださった近隣の方には、海苔をお返ししたそうです。
それから、10年も経たずテイジは脳溢血だか何かで他界してしまいます。
残された妻・いそ子は、そんなわけで子供6人と、テイジの母である姑をかかえ
(私の幼少時に、うっすらこの曾おばあちゃんの記憶があります)、
生きていくことになるので、
なんにつけ、テイジの記憶があいまいっていうか、追慕してる暇なんてなかったのでしょう。
この話も、9年前の貞治五十回忌を機に、「そういえばこんなことが」と
初めてネタになりました。
祖母の家にいくたびに、みな、仏壇にあるテイジの写真にむかって焼香はかかさないものの、
この「存在感のほとんどないおじいちゃん」として、ほとんど語られることもなく
みんなの記憶にうっすら残っていくらしいテイジ。
明後日の終戦記念日に、100歳の誕生日を迎えるいそ子を前に
さらに皆の記憶から薄れていくであろう、テイジ。
孫娘に「だったら、最初から餞別もらったりしなきゃいいのにさ」と
いう記憶しか残すことができないテイジではありますが、
それもまた、ひとつの記憶ということで。
ちまたでは戦争関連番組やら、「謝罪」やらが、あふれてる模様。
それなりに親類を東京大空襲で失っている家なので、
無関心ではないながら、昔聞かされた怖い思い出があるので、
戦争番組などはほとんどみません。
「戦争」がついて好んでみてるのは、「STAR WARS」ぐらいかも。
とはいえ、ふと10年近く前に、自分のHPで
親族限定公開していた小ネタを思い出したので、今回はじめて一部公開☆
主人公は、私の母「テコ」の父、貞治(王貞治とちがって、テイジと読む)です。
そんなわけで、ご近所からお餞別をいただき、
玉砕覚悟で戦地(どこかは知らない)に赴くべく、
送り出されたテイジであったが・・・・
なぜか、その日の夜に、こっそり 帰ってきたそうです。
なんでも、当時テイジがつとめていた某造船会社は、
そのころいわゆる軍事機器メーカーみたいなことをしていたようで、
腕の良い職人だったテイジは(まあ、親族の話なんで、適当に差し引いてください。笑)
魚雷を作るために欠かせない人材だとして、
戦地にいかず、呼び戻されたのだとか。
・・っていうか、だったら、最初から出兵しなきゃいいじゃん?
餞別までもらっておいてさ。
その後、餞別をくださった近隣の方には、海苔をお返ししたそうです。
それから、10年も経たずテイジは脳溢血だか何かで他界してしまいます。
残された妻・いそ子は、そんなわけで子供6人と、テイジの母である姑をかかえ
(私の幼少時に、うっすらこの曾おばあちゃんの記憶があります)、
生きていくことになるので、
なんにつけ、テイジの記憶があいまいっていうか、追慕してる暇なんてなかったのでしょう。
この話も、9年前の貞治五十回忌を機に、「そういえばこんなことが」と
初めてネタになりました。
祖母の家にいくたびに、みな、仏壇にあるテイジの写真にむかって焼香はかかさないものの、
この「存在感のほとんどないおじいちゃん」として、ほとんど語られることもなく
みんなの記憶にうっすら残っていくらしいテイジ。
明後日の終戦記念日に、100歳の誕生日を迎えるいそ子を前に
さらに皆の記憶から薄れていくであろう、テイジ。
孫娘に「だったら、最初から餞別もらったりしなきゃいいのにさ」と
いう記憶しか残すことができないテイジではありますが、
それもまた、ひとつの記憶ということで。
- 2010.08.13 Friday
- Misc.
- 20:00
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- by fantafonte-naomi