イタリア旅行・その5(Firenze)

イタリア旅行も後半にはいりフィレンツェに足を伸ばすことにした。これまでの旅行でトータルすると一ヶ月半ほど滞在してるので、私なりに「勝手知ったる」愛着のある街だ。もちろんまだまだ見てない美術館などもあるし、本屋さんもたくさんあるし、やっぱりここははずせない。


ネイビーさんの天気予報 今回の旅行は最終日に雨に降られた以外、そこそこ天気には恵まれた。春先は日本同様暑かったり寒かったり日によってまちまちなので、天気予報チェックはかかせない。イタリアでは天気予報は海軍の管轄らしく、写真のようにお天気お姉さんならぬ、軍服に身を包んだお天気おじさんが登場する。テレビといえば、わたしはふだんからテレビを見るのが(つけておくのが)好きなのだけど、もちろん旅先でみるテレビ番組も大好きだ。イタリアに着いたらまずテレビ番組雑誌を買うほどである。
モンタルバーノ警部これはAndrea Camilleriのベストセラー小説(一部邦訳あり)「Il Commissario Montalbanoモンタルバーノ警部」をドラマ化した一幕。火曜夜9時。主演のLuca Zingarettiは今年のイタリア映画祭「I Giorni Abbandonati 哀しみの日々」の困った旦那役なのでご存じの方もいるのでは。でもこっちのドラマの方が若々しく断然よいです。シチリアを舞台にした、はみだし刑事情熱系とはぐれ刑事純情派を足して2で割って(このたとえでいいのか不明。笑)南イタリアの美しさを注ぎ込んだようなドラマです。

イタリアの切手旅といえば記念切手を買うのも楽しみのひとつだ。切手収集家向けのFilateliaコーナー係の人は私の経験上、切手好きそうな人であることが多い。実にうれしそうに記念切手の数々をみせてくれるのだ。今回のチャンピ市場ちかくの郵便局の人はその最たるもの。シート買いしない半端な切手ファンの私に「切り取り方(横並びとか縦並びとか)に好みがあるだろうから」自分で必要数切り取らせてくれるし、「これなんかきれいだよね・・」と見入ってしまって商売そっちのけなのだ。アートものが欲しいという私のリクエストに適切な切手を勧めてくれて、おかげで楽しいコレクションが増えた。写真は、先のオリンピックのマスコット、フィリッポ・リッピやフラ・アンジェリコの「受胎告知」、ヨハネ・パウロ2世、あときれいなご当地ものシリーズなど。

しかし、たまには大ハズレがあって、おなじFirenzeでも中央郵便局のおっさんは対応からしてやなかんじ全開な上10セント(15円くらいだけど!)多く取る。切手には当然額面も書いてあるから言われるままの値段をはらって領収書ももらわずに立ち去った自分もうっかりものだけど、感じの悪さに腹が立ちダメもとで窓口に戻りクレームつける。「2ユーロ50セントっていうから払ったけど、これ2ユーロ40セントじゃん!」「そうだよ」「余分に言うから、言われるまま払っちゃったじゃないよ!!」・・・・しらねーよ、と言われればそれまでなのは承知のうえだったのだが、あっさり10セント返してくれた(ラッキー!)。たとえ15円でも不本意にはらう金はないのだ。

さらに切手でFirenzeといえば、ウフィツィ美術館内の郵便局出張所が穴場だ。アートものの品揃えは一般郵便局にはかなわない・・はずだったが、美術館に入場するだけで数時間待ちの長蛇の列。こちらもダメもとで入場整理のお兄ちゃんに頼むと「ぜったい展示室にはいらないこと」と出口そばの出張所(入口のすぐ裏なのだ)だけ行けるように割り込みで入れてくれた・・のに、お兄ちゃんの好意空しく窓口はしまっていたのだ。

サンタ・クローチェ教会の天使ちゃん旅行記のBologna編でも書いたように、今回は美術館鑑賞がなにかとついてなかった。閉館時間が早まってしまっていたり、学校旅行の団体に占拠されてたり、工事中だったり。Santa Croce教会も、マイ・フェイバリットGiottoの作品の手前が鉄パイプの巨大な足場がくみ上がっていたのだ。幸い奥の付属美術館はいつもどおり。フィレンツェ大洪水(映画「Il Meglio Gioventu' 輝ける青春」の一場面にもありましたね)の傷跡も痛々しいチマブーエの十字架やこの天使ちゃんたちがいるところは、ひとけもなく静か。

バルジェッロ美術館美術館受難の唯一の慰めは「芸術週間」のため無料開放しているところがおおかったことだ。国立バルジェッロ美術館もそのひとつ。ここは比較的超有名な作品がないのでたいてい空いてるけど、ミケランジェロのブルータス像、ドナテッロの聖ジョルジュ像など、石膏デッサンでおなじみのオリジナルがあるので美大受験生だった人たちには感慨深い。でも、ここに限らずだんだん写真撮影禁止の美術館が増えてきた。以前はフラッシュをたかなけば撮り放題だったのに。そんなわけで窓から外の景色を一枚。

キメーラ キマイラ美術館受難で一番ショックだったのは、この国立考古学博物館だ。ここと画材屋のZecchi目当てで今回フィレンツェに来たと行っても言い過ぎではない。目当てのエトルリアの展示がぜんぶ閉鎖中だった。すごく悲しかった。ちなみにこのヘンテコな動物はChimeraと言います。エトルリア時代のものでこの美術館の「顔」でもある。私の作品にも「Chimera」というタイトルのがあってキメラってなんですか?と聞かれるけど、コレですよ。キメラ、キマイラとも言います。ジーニアス英和辞典だと「(ギリシャ神話)頭はライオン、胴はヤギ、尾はヘビの火を吐く怪獣。または(奇怪な)幻想、実現しそうもない考え」とある。ちなみに私の作品はこの後者の意味がたぶんに多い。一方、小学館伊和辞典は「頭と胴体がライオンで背中に山羊の頭がついており、蛇の尾をもつ怪獣」と、まさにこの像のことを記述したようです。

「どこもかしこもお子様がいっぱいで悲しかった」という文に、悲しげなカルメラさんとバンビーナのイラストをそえた絵はがきを自分宛に投函したFirenze滞在だったけど、本屋さんめぐりはかなり充実。本については別に記事を立てたいと思います。たくさん買い込んだのに読み切ったのはまだ1冊だ!(笑)。

まだつづく☆

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